2023年10月現在日本は対象外ですが、あのDuoがOpenAIと共にさらにパワーアップして英語学習者さんを笑かしてくれるよう。
2023年に公式にリリースされたDuolingo Max。
そのサービスは未だ限定的で、対象言語は英語、スペイン語、フランス語。
それも全世界でavailableでもなく、限定的な地域だけ、
それもiOSのみ利用可という、
途方もなくベータに近いような印象を持ちました。
GPT-4はもう家電だね、みたいな扱いになっている昨今
DuolingoもAIテクノロジーを深く導入。
どんなものか楽しみです。

こんな人におすすめ
- Duolingoファン
- テクノロジー好き
- 座学が苦手な人
- 文法を細かく知らなくていいから大体の言語の構成を学びたい人
- 競争心のある人
料金
基本無料アプリであるDuolingoですが、
今回のMaxの位置付けは今あるSuper(地域によってはPlus)の一個上となるよう。
- 月額 $30
- 年間 $168 (月額換算すると$14)
新機能
なぜ間違っているかの説明
語学アプリはDuolingoが初めてのものではありません。
ゲーム感覚で学習を進めていく「ゲーミフィケーション(gamification)」を取り入れたアプリは山ほどあります。
よく「ゲーム感覚で学習できる」という文言を見かけますが、そのこと。
ユーザーにゲームをしているかのように行動を起こさせるマーケティングの1つです。
Duolingoの場合だと、Jemを集めることや別のユーザーとのランキングなどでレベルアップを促進しています。
問題は、
答えの正解不正解を出してくれるけれど、
何で不正解なん?どうして?
の説明がなかったこと。
これを克服するには「習うより慣れろ」的に何度も似たような問題をこなして自分で正解を解析していく、という学習法になっていたんですね。
(だから発音矯正アプリとかも役には立つけど、
訂正してくれる人間のコーチングが必要なんです)
けれどDuolingo Maxでは、
間違いはここだよーと教えてくれるようです。
「あ、そうなのか」と間違いを知ればその後の間違いの回避に繋がり、
効率よく学習できるというわけです。
ロールプレイ
言語習得で重要なアウトプットの場をプラットフォームに再導入した、と言えるでしょう。
以前Duolingoでは課金版だと「ネイティブスピーカーと繋がって喋りを練習しよう!」というのが言語が限定的であったものの、そんなサービスがありました。
今のオンライン英会話みたいなもんです。
筆者が学んでいた言語はこのサービスが対象外だったのでよく知りませんが、どうも、
知らない人としゃべるの…?
的な雰囲気があったようで、うまくいかなかったようです。
けれどAIとなら問題なし!
賛美両論のキャラたちとロールプレイできます。
ロデニの娘の考察

Duolingoの進化は実績あり
AIと英語学習!は新しいことではありません。
でも、Duolingoの進化はすごいなと思います。
2009年に構想が始まって生まれたDuolingoを筆者は知っていて、
こう言っちゃなんですが、
結構お粗末なアプリだったので途中で別のアプリに変更したりしてました。
当時シリコンバレーではあちこちでアプリが開発されてみんなバンバンお金儲けをしていました。
大手の会社もアプリや商品を不完全でもリリースすることはアメリカでは普通のことです(今は知らん)。
ちょっとだけ賢くなった今思うのは、
ああやってデータ収集してたんや
Duolingoが収集した語学習得に関するデータはハンパなものではないとみています。
それゆえ、今回のDuolingo Maxも、
ハンパなくやってくれるんじゃないかな?と期待しています。
まずは無料版から始めてもいい
Duolingoは基本無料アプリ。
そこから始めてもいいのではと思います。
申し上げたとおり、「習うより慣れろ」型なので、ざっくり学びたい人にはおすすめです。
けれどJemがなくなると時間を待って学習を再開しないといけなくなるので効率的ではありません。
(ここがマーケティング。課金してJemをゲットしたり、有料版にアップグレードさせようとしてるんですね)
けれど、本当に言語を習得したいならアップグレードしたほうがいいです。
そのほうが継続につながると思います。
磨きのかかったOpenAI
ロールプレイで現実に近い会話が練習できるという口コミをみました。
語彙のレベルも基本的なものばかりではないようです。
さらに、AIは常に学習者のレベルを解析して、
「程よいレベル」で学習を進める、とのこと。
たまにDuolingo簡単すぎ!とかいうコメントを見かけますが、
その辺も解消されることと思います。
心の折れない程度の難易度でカスタマイズされるDuolingo Max、
創始者の頭の良さとこれまでのデータの量を感じました。
創始者の2つ目の会社はなんとreCHAPCHA。
後にGoogleに売却したあれです。
彼ら(2人います)の頭の中はぶっ飛んでいます。
今こそ普通になったスマホやアプリ、AIですが、
それ作った人たちですから。
終わりに
ゲーム感覚で言語が学べるDuolingo。
これから英語を学習したいな、という人にはピッタリだろうと思います。
筆者もおおよそのトルコ語をDuoと学びました。
全レベルを制覇していませんが、ためになったアプリです。
今のバージョンは中上級者には物足りないかもしれませんが、
AIがその自信をぶった斬ってくれるかもしれませんね。
やってみる価値ありだと思いました。
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