ラテンと聞いて色々なイメージが浮かぶと思います。きっと一貫して「情熱」「太陽」とか「陽気さ」「セクシー」系な物事が上がるのではないでしょうか?
Despacito
2017年にリリースされたプエルトリコの歌手ルイス・フォンシ氏とダディー・ヤンキー氏による世界中でメガヒットしたシングルです。47カ国でトップチャート入りし、ラテングラミー賞でかなり受賞した実績を持ちます。ジャスティン・ビーバー氏もカバーしたこの曲の題名であるDespacitoは「ゆっくりと」という意味。フォンシ氏は作詞も手がけていて、内容はざっくり言うと「気になってる子といい関係になりたい」というよくあるやつです。
筆者もこの曲は大好きです。ノリもいいし、ピットブルやJLoとは違う下町感溢るるビジュアル、トルコにいる時ばなな君とよく聞いて(今思えば筆者が好きだったからずっとかけてくれていたのかもしれません)一生懸命カラオケしたり踊ったりもして、楽しい思い出が付属しているので聞くと自動的に気分が上がります。
本格的に梅雨入りしたこの日、小粋なジャズの流れるカフェで筆者はトリップしてみました。
0:07でフォンシ氏登場
ラテン特有の哀愁を秘めたギターの出だしとプエルトリコの海で始まり、黒でキメたフォンシ氏が登場します。中肉中背、サングラス越しの少しはにかんだ笑顔にキュンとなった人正直に手をあげてください。
そしてもちろん、次にセクシーホットパンツの超絶美人にカメラが行きます。(ちょっと0:57のところジャネット・ジャクソンに似てる?)
歌が始まってダディーの登場。裏切らないラッパールックのさっぱりした顔のダディー。女子はここで自然とチームフォンシとチームダディーに分かれます。
0:43でフォンシ氏のアップ
サングラス越しとはいえ、
お、おっさん…?(こんなトルコ人いる)
少しチームダディーへ流れます。けれど歌は続きます。当たり前かもしれませんがスペイン語の発音は完璧です。ダディーとは違うロマンティコなフォンシ氏の歌い方、筆者は好きです。
1:28でのフォンシ氏のプリエ
フォンシ氏渾身のステップの登場でした。良くいえばプリエ、悪く言えばガニ股の屈伸でリズムをとるあの動き(動画見てください)。あれは、例えば、ブルーノ・マーズ氏がやったらああにはならない、フォンシ氏ゆえのダサさ。スパチャができるなら入れます。何度見ても筆者のツボにドンピシャです。
そしてフォンシマジックは続く
特にハンサムって訳じゃないリーゼントのフォンシ氏はみんなに魔法をかけていきます。2:06でマスキュリニティー(男性性)をアピールし、2:46で赤/黒のチェックに衣装替えをしてから所々ダンスを披露します。
超絶美人たちとのセクシーダンスを踊るフォンシ氏、周りのプロダンサーの一流のパフォーマンス、飄々としたダディー、いい味出してるエキストラ。その中でフォンシ氏はフォンシ氏。いや待て、いまいちパッとしないちょっとシャイな男が高音の花に憧れてアタック、みたいな設定だとしたら?と思い、歌詞を読み返してみてもそうでもないので、あれがフォンシ氏なのです。
でもあれで良いのでは?それは彼のチャームであり、ちょっと強引な「ラテン男」のイメージを裏切りませんし。自信満々でカッコつけてます。
まとめ
全てが統合して我々全世界がマジックにかかったのです。もっと興味深いのが、このクリップのコメント欄の最新コメントが1年前ということです。2017年にリリースされてから未だマジックは健在と言うところで(だって筆者まだまだ聞いてますから)、きっと今年も夏本番になればまた新たなコメントが書かれるのでしょう。
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