こんばんは、ロデニの娘です。すっかり秋ですね。秋といえば行楽の秋です。お出かけしたくなる良いお天気が続いているトルコから筆者が体験したロストバゲージについて綴りますので最後までお付き合いください。
トルコから日本に行ったときの事(2018年だったと思います)
イスタンブール→日本便は深夜ですし、羽田空港に行くので広島に帰る筆者にとってはできたら関西国際空港に着陸したいと考え、ドイツを経由して関空に降り立つ便を利用した時のことです。あらかじめWiFi routerをネット予約して関空の郵便局で受け取れるようにしておきました。というのも当時筆者は日本の電話番号を持っていなかったのです。これ失敗でした。
関空に限らず郵便局はきっと全国午前9時に開きますので、早朝に到着の便を利用すると9時まで足止めです。そんな人が沢山居たので郵便局で受け取りにかなり時間を食われました。
その前に起こった事件がタイトルの通り、ロストバゲージでした。これ自分がまさか引っかかるとは思いもしませんから分かったときはかなりのショックです。長いフライトの後、早朝なので関空内も人気が少なく一人スーツケースを待つ疲れ切った筆者に空港スタッフの方が気まずそうな挨拶をしてくれたのを覚えています。
やられた…

尋問に近い質問
仕方なく窓口に行ってスーツケースが来ないと伝えると女性スタッフが用紙を持ってこれに記入してくださいと言いました。名前、出発先、便名、日本での滞在先等、そしてスーツケースのことを記入しないといけないのですが、スーツケースの色はもちろんのことメーカーなども聞かれました。その時筆者は貰い物のスーツケースを使っていたので細かいところはよく覚えていなかったですし、気が動転してスタッフの質問に上手く答えることができませんでした。それに追い討ちをかけるかのように上手く喋れない日本語と丸文字と数カ所ひらがなでの記入が明らかにスタッフの不信を買ったと思われます。彼女の口調が少し鋭くなり、財布とパスポートくらいしか持っていなかった筆者に、
ちょっと待て、わしのスーツケース無くしといて説教かい?!💢
スーツケースは無くなるのが前提なのでしょうか?いえ、違います。苦情の電話かメールでも入れようかとおばさん精神が走りましたがやめておきました。
一方で
そんなこんなの受け取り手続きを終え、空港内のフリーWiFiを拾ってクルミ母に電話。関空から彼女の家に行って滞在する予定だったからです。事情を話して「文字通り手ぶらで行くから」と伝えると電話越しでクルミ母は激しく笑っていました。
笑うしかないんですよね、ああいう時。救われました。
終わりに
到着の夜航空会社から電話で経過報告があったのですが、筆者が広島に向かう日にクルミ母宅に配送できると舐め切ったことをいってきたので困りますと突っぱね、なんとか広島に向かう前に受け取ることができました。日本に帰国、という筆者のような人間なら我慢出来るでしょうが、日本に観光それも弾丸であちこち廻りまくる観光客だったら大変だったろうと思う事案でした。まあそれも旅の醍醐味の一つ、とはみんながみんな言えないでしょう。
ここで筆者からの提案です。デザイン性の高いスーツケースをお持ちでしたら写真を撮っておくことです。何しろ無くなる前提ですから。こうしておけば「これがわしのじゃ」とスタッフに見せることができて手続きも少しだけ楽になるでしょう。もちろんこんなことが起こらないのが一番いいのですが。そして念のためやられた時のために数日しのげる最低限のものを手荷物に忍ばせておくことが大事なようです。