中学校で勉強するやさしい文法の中で完全マスターすると良いものを2つご紹介します。なかなかセンテンスが作れない人や表現が単純すぎて悩んでいる人もこれで一つステップアップできるでしょう。
It is(形容詞) to(動詞)
〇〇すること(動詞)は〇〇(形容詞)である、という文型、知っていますか?
ここでのItは「それは」と訳すことはなく、to以下に続く動詞を「〇〇することは」という名詞的to不定詞を主語として考えます。
現場でよく聞くのが、こういうパターンのセンテンスの主語を動名詞(〜ing)から始めるもの。そうしたいのは理解できるけど、あまり自然ではありません。日本語をそのまま英訳した感が漂います。
筆者もこの文型を学んだ若かりし頃、「こんな教科書英語役に立つわけない」と頭から否定的でした。が、現実、日常でもニュースでもよく耳にします。例えば、
- It is healthy to exercise everyday. (毎日運動することは健康である)
- It was important to call Mike right away. (マイクさんに即電話することが重要だった)
形容詞の後にfor〜を突っ込んで「〜にとって」と表現もできます。
- It was lucky for Emily to get that job. (エミリーにとってその仕事を手に入れたことはラッキーだった)
比較級
これをシンプルなセンテンスに加えるとセンテンスの内容が少し豊かになります。
比較級の作り方は2つ、基本ルールは短い形容詞には単語のお尻にerをつけてthan、長い形容詞にはmoreを形容詞(そのままの形で)の前において、それからthan。
- Jeff is richer than Steve. (ジェフはスティーブよりもお金持ちである)
- This watch is more expensive than that one. (この腕時計はあちらのより値段が高い)
英語には「yをiに代える」というのがあります。単語がyで終わっている場合、複数形のs/esをつけたり、三単元のs/esをつけたり、過去形・過去分詞を作るedをつけたり、そんな時にyをiに代えるというルールがあります。知っておくと読む時面食らいません。
- candy → candies (複数形)
- study → studied (過去形・過去分詞)
- pretty → prettier (比較級)
タイトルにもあった「good」の比較級最大級ですが、「better」と「best」です。言われたら「ああ、そうだった」な人が多すぎます。ここは押さえておきたいポイントです。
※たまにネイティブがgooder, goodestというのですが、これはギャグとして言っているので理解しておきましょう。
終わりに
在米中意外に頻繁に耳にした初級文法を2つご紹介しました。初めは気恥ずかしかったのですが、慣れるとこれほど便利な文型はないと思える「it is 〜」。めちゃ便利です。
比較級はシンプルに複数のものを比較することから「もっと〜」と表現したいときにささっと使いたい文法です。この文法もよくネイティブの口から聞きました。
これからの英語学習に役に立てば喜びます。アウトプットしてね!
頑張ってください、応援しています。