CULTURE

過去の栄光はもう捨てるべき時|日本人はもうお金持ちじゃないのよ、と教えてあげた

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犠牲祭と呼ばれるトルコ(イスラム)の祝日。
遠方の家族・親戚を一堂に集まらせることのできる
伝統的な祝日です。

2024年トルコでの犠牲祭が日曜日から始まるということで
その前の金曜日から大渋滞がニュースで中継されていました。

まとまったお休みが取りにくい人たちが
こぞってバケーションをとるので
日本でいうところのお盆や年末年始の帰省ラッシュ、でしょうか?

GWかな?

そんな中、滞在地であるエーゲ海地方のクシャダスの夜に
出かけてきました。
一人で。
理由は聞くな。

大通りを行き交う人々

人も車もバイクも溢れる

ビーチタウンであるクシャダスの大通りは海辺に沿って走っています。

数年前から一方通行になって色々不便なところもありますが、
海沿いにホテルからバーからレストランから、
ぐわーっと軒を連ねています。

この間午後10時くらいかな?
同じところを歩いたのですが、
クシャダス大丈夫かよ、というくらいにお店がガラガラ。

日中溢れかえっている外国人観光客は
ヨアソビしないようです。

けれど祝日2日目の夜、
午前0時前かな?

すっごい人でした。

お店は全部ほぼ満席、
道にも人がうじゃうじゃ。

海岸沿いに座ってみる

一人なので流石に店に入らず、
炭酸水を買って海岸沿いにあるベンチに座ってみました。

周りには友達同士、恋人同士、家族と
筆者と同じように座っています。

そして、

みんなスマホいじってる

この光景トルコでよく見かけます。
集まってるけど、みんな個々にスマホいじってるやつ。

祝日のクシャダスも例に漏れず、
みんなSMSに集中していました。

じゃあ、筆者も、と彼らを真似てスマホいじり。

英語で声をかけられる

やっぱりまだ存在するこんなトルコ男性

座ってスマホをいじっていると、隣にトルコ人男性が座ってきました。

そして、Where are you from?

まだいるんだ、こんな人。

チラッと顔を見ると、なんてこたーないトルコ人男性が筆者を見ていました。

我らの間に沈黙の7秒がすぎ、
筆者は無視することに決定。
それを察すると彼はとっとと席を立って行ってしまいました。

昨日の白髪染めの効果がいきなり出たのかな?
悪い気はしなかったけれど、
面倒なので関わらないことにしてよかったです。

初めて値段交渉した夜

筆者は基本値段交渉は苦手です。
ですから向こうの言い値で取引をするので
ばなな君にいつも怒られます。

じゃあオメーが交渉してくれよ

にぎにぎの海岸通りには
ムール貝にお米を詰めたミディエや
蒸したとうもろこしが売られてるワゴンがあって、

筆者もとうもろこしを1カップ頼んでみました。

いくら?ってまず聞くと
50と返ってきたので、高い、というと
40でいい、というので、高い、と返すと
30は?いうので承諾。

ここでも聞かれました。
Where are you from?

日本から来ましたー

終わりに

とうもろこし屋のおっさんは
日本人は金があるんじゃないんか?というので
それは昔の話だよ、おっさん。
そう教えておいてあげました。

そしておっさんからこんな一言

金がないのにバケーションに来たんか

どうやらトルコ人にとってはバケーションは散財の時らしいです。

確かにみんなぱーぱー使ってらっしゃいますわ。
こっちが心配してしまいます。

お金がなくてもバケーションに行きたい、と思うのは
慎ましやかな日本人の願い。
だめなん?

とはいえ、50から30にまでまけてくれたおっさんには
感謝なのです。

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ABOUT ME
ロデニの娘
広島県出身。1996年日本脱出、在米期間20余年に終止符を打ちトルコへ引っ越す。2022年1月に緊急帰国、同年7月末にトルコへ戻るが2ヶ月後9月末に再度日本へ舞い戻り。2023年年明けに子宮卵巣全摘手術を受ける。気がつけば人生半分以上海外で生活してきた昭和からアップデートできていない人。水瓶座のA型。スープと麺類大好き。

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