伊勢神宮参拝を含む伊勢・鳥羽観光で利用したいのが
近畿日本鉄道が発行している「まわりゃんせ」。
伊勢・鳥羽エリアの電車やバスが4日間のり放題、
鳥羽水族館や伊勢スペイン村を含む
22に及ぶ観光スポットに入場可能という
超お得な周遊パックです。
いや、私行きません、そゆとこ。
でもお得なら…
そう思っていませんか?
もしあなたの旅のメインが伊勢神宮参拝ならば
伊勢神宮参拝きっぷがいいかもしれません。
この記事では
筆者どのように伊勢神宮参拝きっぷの使ったか、と
まわりゃんせとのざっくりした違いを紹介しています。
筆者たちもはじめはまわりゃんせで行こうとしていました。
けれどまわりゃんせを買う寸前で神宮参拝きっぷに
切り替えて、
これで正解だった
今あなたがどちらで行こうか迷っているなら
この記事がお役に立つかもしれません。
とはいえ、まわりゃんせも伊勢志摩エリアを周遊するには
最強すぎるスーパーパスポートなので
あなたのプランに合わせて選ぶことが大事だろうと思います。
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伊勢神宮参拝きっぷ
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伊勢神宮参拝きっぷとは、
近畿日本鉄道が発行しているお得なセットの一つ。
2024年4月1日から伊勢神宮参拝きっぷの料金が変わります(あがります)。
関西発は大人7,100円、東海発は6,200円。
まわりゃんせと違い、
メジャーな観光スポットの入場料は含まれておらず、
フリー区間の乗り放題期間が3日間。
お伊勢参りや夫婦岩、二見輿玉神社参拝を
ゆったりするには十分です。
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セットの内容
- 近鉄電車発駅からフリー区間(松阪~賢島間)までの往復乗車券とフリー区間の乗車券
- 近鉄電車「ゆき」(発駅→松阪~賢島間)と「かえり」(賢島~松阪間→着駅)の特急券引換券
- 近鉄電車フリー区間(松阪~賢島間)用特急券引換券2枚
- 三重交通伊勢・二見・朝熊エリア指定区間3日間乗り放題
- 伊勢神宮 内宮⇔伊勢志摩近鉄リゾート各ホテルを結ぶ「パールシャトル」片道1回乗車券
- オリックスレンタカー約20%特別割引
乗車券がちょっとわかりにくいと思うので
マップを使って解説します。
近鉄電車発駅からフリー区間(松阪~賢島間)までの往復乗車券とフリー区間の乗車券
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近鉄電車発駅とは矢印の伊勢・志摩に向かう時の駅のこと。
この区間の往復乗車券と、青の◯のフリー区間の乗車券、
つまり、ここにあるマップ全域です。
近鉄電車「ゆき」(発駅→松阪~賢島間)と「かえり」(賢島~松阪間→着駅)の特急券引換券
近鉄電車「ゆき」(発駅→松阪~賢島間)とは、
あなたが伊勢志摩エリアに行く出発駅のこと。
上の地図のピンクまたはグリーンの線からの出発が条件。
筆者たちは大阪上本町駅から出発、伊勢市駅で下車。
「かえり」(賢島~松阪間→着駅)とは、
あなたが伊勢エリアからお家へ向かう時のこと。
「ゆき」と同じじゃなくてもOK!
筆者たちは鳥羽駅から大阪難波駅をとりました。
伊勢参拝に利用したい観光特急しまかぜやデラックスカーに乗るには別途料金が必要です。
しまかぜやデラックスカーの料金のシュミレーターは
こちらから。
筆者たちはぎりぎりに計画を立てたので
しまかぜに乗らず、行きはビスタ車といって
2回建ての2階に乗りました。
帰りは1階です。
新幹線より全然揺れますが、普通に快適でした。
近鉄電車フリー区間(松阪~賢島間)用特急券引換券2枚
松阪~賢島間の特急券なんて必要なの?と
正直思っていましたが、
必要だから含まれているんですね。
2枚なので、あなたの計画にしたがって
有効活用してください。
筆者たちは伊勢神宮内宮参拝後、
鳥羽の旅館に向かうため
神宮会館前からバスで五十鈴川駅に移動、
五十鈴川駅から鳥羽駅間に1枚利用しました。
乗車時間がたった7分ですが、速い方がいいです。
三重交通伊勢・二見・朝熊エリア指定区間3日間乗り放題
伊勢神宮の外宮から内宮に移動する時に利用したい
バスに乗れます。
根性で歩く人もいるようですが、
体力温存をするのもいいと思います。
伊勢神宮参拝で伊勢周辺で一泊するとき、外宮へのアクセスのために伊勢市駅に降り立つと思います。
※伊勢参拝のお作法としてまずは外宮から参拝して内宮に向かいます。
荷物が、と思ったらコインロッカーではなく、駅左手にある手荷物預かり所に行くと、宿泊先に荷物を配送してくれます。(離島以外・午後1時まで)
こうすることでそのまま内宮参拝に荷物なしで向かえます。
1,150円で楽々参拝できるのでオススメ。
無理がなければ荷物を一つにまとめると1,150円ですみます。
外宮から内宮へ向かう途中
筆者たちは猿田彦神社で下車、参拝しました。
くるみ母はそこで御朱印帳を購入。
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そしてそこからまたバスに乗って
神宮会館前で下車、おかげ横丁を通り抜けて
内宮へと向かいました。
このルートおすすめです。
おかげ横丁で立ち寄りたいお店の目星をつけて
参拝後に向かう、というやつです。
とはいえ、ぱんじゅうやら串やら買い食いして
参拝に向かいました。
ここのぱんじゅうのこしあんに
青のりがたこ焼きのように降りかかっていて、
これ(青のり)はいらんだろ
そんな味だったそうです(くるみ母談)。
筆者さつまいもあんにして正解でした。
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伊勢うどんをいただいたのは有名店ふく久(ふくすけ)。
おかげ犬サブレが可愛いといっていたのに
結局買わんかったくるみ母。
赤福のいちご大福はひじょーーーーーに
美味しかったです。
パールシャトルとレンタカー
内宮参拝が終わった後、お宿に向かうための
パールシャトルというのがあります。
お宿によっては使えないところもありますし、
お宿自体が送迎付きのところもあります。
筆者たちが泊まった鳥羽の芭新萃は送迎付き。
鳥羽駅でお迎えだったので、
内宮参拝後、参道やおかげ横丁で伊勢うどんをいただいた後、
神宮会館前のバス停から五十鈴川駅前でバスを下車。
そこから鳥羽までの特急を利用しています。
ですからパールシャトルには乗っていません。
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レンタカーは、正直なんともいえません。
筆者が伊勢に行ったのは
天皇誕生日の祝日連休週末という
「人が多いけど旅行するなら今!」といった時だったので
車があると駐車場に困るかな、とも思います。
平日なら問題ないでしょうが、
バスを利用すればレンタカーは必要ないでしょう。
少し足を伸ばしたい、荷物が多い場合は
レンタカーもありです。
筆者たちの旅は1泊2日でしたが
このきっぷをフル活用するために2泊するなら
レンタカーしてもいいですが、
レンタカー代、駐車場代を考えるとお得ではありません。
注意点
ウェブで買うより窓口にいった方がいい
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もしあなたがこの旅行を誰かと一緒にするのなら
近鉄の窓口で買った方がいいです。
ウェブでも買えるのですが、
前日までに発券と引き換えないといけないですし、
ウェブでは特急の指定席が仮なので
引き換えする時、席が隣りどなりになる保証がないのです。
※特急は全席指定です。
遠隔で発券してもらったとしても
きっぷを郵送してもらうのに別途料金がかかります。
大手旅行代理店でも購入可能とホームページではありますが、
扱っていないことも往々にしてあるので
あらかじめ旅行代理店に確認が必要です。
近鉄線が近くにないと辛い
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筆者は広島なので、最寄りの近鉄線の窓口が
大阪難波
あなたの最寄りの旅行代理店が扱っていなかったら
近鉄線の近くに住むお友達に頼みましょう。
あなたがもしソロでこの旅をするなら
ウェブで完結できると思います。
こちらからスクロールダウンするとウェブで買える案内があります。
特急の指定などはウェブでできるかごめん、わからないけど
近鉄に電話した時、
とても親切に対応してくれたので
なんとかなると思います。
本当に、親切です。
その分ウェブでの予約ができたら
消費者側は楽なんですが…。
CANバスは一部対象外
伊勢・鳥羽を周遊するCANバス。
伊勢神宮参拝きっぷでのフリー区間乗り放題の
対象にはなりません。
ただし、まわりゃんせだと対象になります。
筆者たちは結局鳥羽水族館に行き、
その後夫婦岩方面に向かいました。
その時いい時間帯だったのがCANバスだったので
そちらを利用。ICカードが使えます。
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まわりゃんせと比較
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まわりゃんせとのざっくりとした違いは以下です。
見やすくするためにスマホの人は
横にしてください。
伊勢神宮参拝きっぷ | まわりゃんせ | |
---|---|---|
料金 | 関西発(大阪難波・京都・近鉄奈良などから) おとな(中学生以上)7,400円 小児(小学生)3,700円 東海発(近鉄名古屋〜近鉄蟹江から) おとな(中学生以上)6,600円 小児(小学生)3,700円 | [特急券あり] おとな(中学生以上) 11,000円 小児(小学生) 6,000円 [特急券なし] おとな(中学生以上) 8,600円 小児(小学生) 4,900円 |
利用期間 | 乗車開始日から3日間有効 | 乗車開始日から4日間有効 ※年間通してやっていないので利用期間のチェックが必要 |
内容ハイライト | ・行き帰り往復の特急券+三重交通バス乗り放題 ・パールシャトル1回分 ・レンタカー割引 | ・行き帰り近鉄線の移動+現地のバス・船乗り放題 ・22の観光施設に入場可能 ・パスポートを見せるともらえる特典 |
2024年4月1日から伊勢神宮参拝きっぷの料金が変わりました(上の表は改訂済み)。
どちらも観光特急しまかぜやデラックスカーには
別途料金がかかりますし、
よし、今日行こう!と決めても
出発当日には購入できません。
出発前日まで購入可能ですが、
前日までに特急券の引き換えなどしないといけないので
しっかり計画を立てましょう。
筆者たちは参拝きっぷ7100円+鳥羽水族館入館料2800円。
9900円なのでまわりゃんせよりお安く収まりました。
東海から出発するならなおのことですね。
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終わりに
一生に一度は訪れてみたい伊勢神宮。
筆者はそんなに信心深い人間ではないですが、
参拝してよかったな、と思いました。
調べるとどうやらお作法があって、
二見輿玉神社を先に参拝して清めた後に
神宮を参拝するべし、とあるのですが、
筆者たちは天皇誕生日に神宮に行くのが嫌だったので
先に神宮を参拝しました。
神宮は思ったより祭事が多く、
それに合わせて参拝者が増えるので
祭事を見てみたい人、人混みを避けたい人、
ニーズに合わせて参拝日を決めるといいです。
神宮の祭事日はこちらから。
四季折々の美しさが味わえる庭園も見応えありますし
神聖な領域に足を踏み入れると
心が洗われる気がします。
伊勢神宮参拝きっぷは
神々が祀られている神社を廻るには
ぴったりのセットだと思いました。
オススメです。