無事退院したのですが入院中実は結構暇ぶっこいてました。なのでまむしさんのアドバイスを受けてコンピューターを持ってきておいてよかったです。こうしてブログを綴れるのはもちろん、アマゾンプライムで怪獣映画を鑑賞したり、便利です。ありがとう、まむしさん。
さて今回は開腹手術に伴う傷について綴ってみようと思います。専門的な内容では無いのですが、素人が感じたこと、入院中学んだことをご紹介します、お付き合いください。
術後3日目
以前の記事でお話ししましたが、一晩のアップグレードの件が起こる同日午後術後初めてのシャワーが許されました。発熱による発汗もあり、頭の痒みが気になってきたところです。ちょっとふらついたりもしましたがそーっと甚平を脱いでみます。シャワーの前にナースが傷に貼っていたテープを剥がしてくれましたが、筆者はまだその時度胸がなかったので傷が見れませんでした。
the moment of truth
……
Mちゃん(先生のこと)頼むよ、何なんこれ、もっと腕のいい先生かと思っとったのに
そこには予想以上に長く、盛り上がった傷がありました。明らかにホッチキスで止めたような埋まり具合で傷が開かないように止めてあります。一日2回くらいはナースが傷をチェックしては、
綺麗に治ってますね
と言うので信じていたのに。いや、確かに傷が膿んだりとかはしてないので間違ってはいません。でも何これ。わざと皮膚(肉)を寄せて盛り上げてホッチキスして、筆者がアメリカでやったボークローストのタコ糸の縛ったやつの方がよほど芸術的です。嫌がらせ?とまで思ってしまいました。
シャワーを浴びながら、まあ癌がなくなったんだったらいいか、と気持ちを切り替えようとしましたが、正直術後何回か吐いた時よりも、何となく痛だるいのよりもショックでした。その後チェックに来たナースに、「退院前日に抜糸とあるんですけど、そうなんですよね?」と聞くと、
いや、ロデニの娘さんはもうこのままなんですよ
術後5日目
入院前に一連の流れを把握するためのスケジュール表をもらったのですが、それにはない診察がありまして、Mちゃんではない先生に3Mテープを傷に貼られました。
そうそうでは剥がれませんから
つうことは、抜糸はないのね…。
確かに手術前の説明の時Mちゃんは傷のケロイド化とか話していたけれど、まさかこんなでかいケロイドが腹に走っちゃ筆者もハッピーではありません。マジかよ、と診察室を後にして早速ネットで検索です。(医者に聞けっつうの)するとさすがGoogle先生、いい情報持ってます。やはり経験者は語る、がベストで、自分も子宮摘出手術したというそんなブログを発見しました。
彼女も傷の盛り上がりを見た時かなりがっかりしたらしく、けれどそれは本当にわざとそう接続しているとのことです。傷の経過を写真におさめているところが素晴らしく、一番初めが術後9日、筆者のよりも盛り上がりは低いのですが筆者はまだ5日です。時間が経つにつれ盛り上がりがおさまり平坦になっていました。もちろん切った部分が目立たなくなるには相当時間がかかるのは承知の上ですが、筆者的にはあの盛り上がりはゆくゆくなくなると言うことが分かりほっとしました。
終わりに
昔は帝王切開の傷は「勲章」と呼ばれていました。けれどそんな勲章を嬉しがる女性はいないと思います。子供が無事生まれてよかった、という思いと同時に結構な傷がざっくり残るのです。けれど今や解決法があって、目立たなくさせる方法や整形外科などでのケアもあります。例の3Mのテープが終わって担当の医師からOKが出れば「アトファイン」という絆創膏で傷をプロテクトしながら癒していくのが最近のやり方のようです。後に筆者も体験をご紹介できれば、と考えています。
えー!知らなかった!と言う方、今からでも遅くはありません。アトファインで出来てしまった傷を目立たなくすることもできるようです(と広告は謳っています)。そう、アンケートによると、こんなケアを知らなかったと言う人がなんと70%もいらっしゃって、Japanそういうとこ石器時代だから、とため息をついてしまいました。多分聞いちゃいけないカルチャーもあるんだと思います。出産育児が優先になっていて見た目を気にするとは何事だ!みたいな。
もうちょっと人の心わかってください。