米国オハイオ州シンシナティ・ズーのかばの赤ちゃんフィオナの動画を見ました。
未熟児として生まれたフィオナ
フィオナのおかんは早産し、それから早くも育児を放棄。未熟児のフィオナも生存は難しいと誰もが思っていました。
しかし専属獣医さん飼育員さんは諦めず付きっきりでフィオナの世話をし、育てていきました。かばは普通水中で出産するらしく、子かばはちゃんと機能する肺を持って生まれてくるのが大前提だそうです。けれどフィオナの肺はおろか何もかも未発達のまま生まれてきたのでまずは死なせないために大変苦労した、と語っていました。
少しずつ峠を越え、フィオナも元気になりすくすく成長していく動画を見て、
このかば自分がかばだと思ってないじゃろ(いい意味で)
飼育係さんたちの愛情いっぱいに包まれて育ったフィオナはまるで犬のように人間とふれあい、遊んでいます。あんなライブリーなかば見たの初めて。
動物園で動物の赤ちゃんが生まれて母親が育児放棄をするのはよくあることなのかわかりませんが、人間が代わりに育てることになった時、いかに野生に近い状態で育てるか?というのに焦点が当てられることがあります。
「動物園、水族館の動物はペットじゃない」のは理解できますが、赤ちゃんって人間動物かかわらず、母親的「お世話してくれる存在」が必要なんじゃないかなぁとも最近考えたります。
フィオナは完全に飼育員さんたちを信頼していて、「動物園で生きていく」かばとして元気にやっているのです。シンシナティ・ズーがフィオナをゆくゆくはアフリカに返す、というなら話は別で、動物園で楽しくかば人生を送るなら人間との交流もあり、と思います。
終わりに
フィオナが水中でうたた寝をしている姿を見て、よかったなぁ、元気に育って、と嬉しく思いました。
YouTubeのおかげでこんな貴重な動画が見れるなんてありがたいな、とも思うのでした。