have faith inというのは、「信じる」という意味。
とはいえ、faithのGoogleTranslateで一発目の日本語訳が
宗教
こりゃいかん、特に宗教アレルギーの日本人に対して。
確かにfaithは宗教上の信じていること(もの)も指すけれど、
他の訳の信念、信条などの方が寄り添っていると思います。
faithの意味
根拠なく信じること
自分が信じていること、それは宗教かもしれませんし、哲学かもしれません。
これこれこうだから信じてる、
という理論的次元を超えた信じ方がfaithのような感覚です。
わかりやすい例が
かつてアカデミー賞を総なめにした『Lord of the Ring』でしょう。
みてなかったら見てください。
みんなフロド・バギンズがちゃんと指輪を火山に投げ込むって
フロドがちゃんとするって信じてた。
フロドがちゃんとする・できるって保証は全くないのに
みんな信じてた。
これがfaithです。
They had faith in Frodo.
アクション映画でヒーローが苦境に立たされたら
サイドキックがつぶやくお決まりのセリフと言ってもいいくらい。
You’ve got to have faith in you.
sidekickとは、映画やドラマで主人公ではないけれども主要なキャラとなる役のこと。アカデミーでいうところの助演の位置の人です。
抽象名詞の難しさ
明治時代に輸入されたloveという英語
鎖国から開けた明治維新の頃、
多くの外国の文化・書籍が日本に入ってきて
福沢諭吉をはじめとする多くの文化人・洋学者が
一生懸命日本語に翻訳したのですが、
抽象名詞は文化背景を知らないと
あれ?になる
いつだったかまだ昭和の頃、
loveを日本語にするのは難しいと読んだことがあります。
「愛」「愛する」
昭和の頃は
まだこんなことを言語化するような時代ではなかったから?
love is everywhere
在米時代よく思ったのは、
loveをよく使うな
ちょっとでも好きならlove、
敬愛もlove、
トルコでも同じような使い方をしています。
日本人って、
異常なくらいにloveとlikeの違いをはっきりさせたがる
loveにはsexualityが絡むやら
likeより度数の高いやら
loveに限らず抽象名詞は定義に難を有する。
それは個人差があるから
じゃあどうやって?
ネイティブの使い方を盗むしかない
このような抽象名詞はかなり個人的感覚もあるので
「机=desk」のようになりません。
ですからネイティブがどうやって使っているか
観察するしかないのです。
これは抽象名詞に限ったことではありません。
ネイティブがどんな時にこんな単語を使っているか?を
じっくり観察する必要があります。
たくさん聞いているとなんとなく
統計が取れてくるのです。
いろいろ聞く
ガチで知りたいのなら
「教材」から卒業して
ネイティブスピーカーから学ぶことです。
それも多数の
「教材」は山ほどある
いわゆる英語学習教材を使うもよし
(最近は昭和に比べてよくなってます)
映画を観るもよし、海外ドラマを観るもよし。
YouTubeを観るもよし
自分が興味があるものを見ると絶対いいと思います。
辛かったら字幕オンでもOK!
faithを知りたかったら自分に問え
あなたの中にあるfaith
筆者の某友達は、
宝くじが当たると信じてる
真顔で言った
これこそfaith
わしも信じとるでー
あなたにこんな信念ありますか?
分かち合うfaith
かく言う筆者も
宝くじが当たると信じています(faith)。
高額は望んでいません。
5000万円以上でいいのです。
億はあったいいけれど、これはwishだ。
いやー、faith、むずい
終わりに
根拠もなく漠然と信じているfaith。
酔っ払っても揺らぐことのないfaith。
酔っ払えば明らかになりうるfaith。
faithとloveの違いに悩む
そんな午後のひと時でした。
それをばなな君から感じるのです。
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