きらびやかな平安貴族の世界の中で、ブレない自分をキープしつつ自らの文才と努力で懸命に生き抜いた女性の一生を描いたNHK大河ドラマ『光るの君へ』。
2024年12月の最終話に向けて進んでいくストーリーだけでなく、
登場人物のセリフが共感できると話題を呼んでいます。
見逃し配信
NHKオンデマンド
大河ドラマなんて見ないけど、興味あるなら早速NHKオンデマンドで一気見!
NHKオンデマンドでは見逃し配信だけでなく、同時配信も!
早く追いつきたい人にはぴったりです。
共感の声が続々
仕掛け人は脚本にあり
戦国の武将たちやそれを取り巻く人々に共感するのはなかなか難しいかもしれませんが、
平安時代の宮廷で繰り広げられるとはいえ、現代にも状況が置き換えやすい一面も視聴者にささるのかもしれません。
例えば、まひろ(紫式部)が宮廷に上がっていじめを受けるのを見てききょう(清少納言)の強気の一言など。
わかる〜
つよ〜
どこの時代もやっぱそうか〜
他にも、まひろが初めて藤原道長と夜を共にした後、『うれしくても泣く、悲しくても泣く』と言うセリフに多くの視聴者の共感の声が続々。
大石静さん
『光るの君へ』の脚本を手掛けたのは大石静さん。
数々の大ヒットドラマを手がけた脚本家、エッセイイスト、作家さんです。
ヒット作『セカンドバージン』を手掛け、ラブストーリーの名手と評されています。
大石さんは「平安時代に対する思い込みを変えられたら」とコメント。
時代は違えど人間の心理を鮮やかに捕らえ、脚本に起こしています。
筆者もNHK「あさイチ」を見て、とても自然体で素な大石さんを見て、
朝から気分が良かったです。
日本を代表する源氏物語の著者の一生を描く、という仰々しさのない、
ひとりの女性が普通に感じる思いや考えを描ける人なんだろうな、という印象を持ちました。
源氏物語にもっと触れたいなら
京阪電車で廻る源氏物語ゆかりの地
紫式部のあしあと
京阪電車『紫式部大津周遊チケット』で大津線全線、京阪バス石山駅〜石山寺山門前乗り降り自由に巡ることができます。
チケット
チケットは2,000円で(大人料金のみ)
- 石山寺(いしやまでら)入山料
- 光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館(石山寺境内内明王院・世尊院)
が含まれています。
石山寺を満喫したいなら入山・本堂内陣・豊浄殿が込みの石山寺入山セット券(1,100円)や大河ドラマ・入山セット券(1,000円)お得ですが、京阪電車を使って周遊するなら差額を出しても大津線・京阪バス乗り放題の方がお得です。
見どころ
- 出会いや別れの場所として知られた逢坂の関
源氏物語第16帖「関屋の巻」で、石山詣に向かう光源氏が空蝉(うつせみ)と再会するシーンは逢坂の関。 - 全国3,800社の日吉・日枝・山王神社の総本宮である日吉大社
源氏物語第10帖「賢木の巻」(さかきのまき)の中で、光源氏が想いを寄せる継母・藤壺が出家を決意し、藤壺の夫であり光源氏の父でもある桐壺院の一周忌供養を営むシーンが法華八講。 - 日吉大社から歩いてすぐの所にある慈眼大師天海の廟所である慈眼堂
歴代天台座主の墓の他、紫式部・清少納言・和泉式部など平安時代の女流文学者など様々な人物の供養塔がのこっています。 - 光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館/(同時開催)源氏物語 恋するもののあはれ展
大津でしか見ることができない「光る君へ」のテーマを掘り下げた映像や企画パネル、衣装や小道具などを展示。
【恋するもののあはれ展】では、源氏物語の和歌をイラストや音楽を用いて、現代的な解釈で表現。色・香り・花などを体感できるコーナーで平安文化を身近に感じることができます。
恋する源氏物語
京阪電車『源氏物語宇治周遊チケット』で京阪線(石清水八幡宮〜出町柳、宇治線)、石清水八幡宮参道ケーブル乗り降り自由に廻ることができます。
チケット
チケットは1,200円で宇治市が主催する「光る君へ 宇治 大河ドラマ展」が含まれています。
宇治にある源氏物語ゆかりの場所
- 宇治市源氏物語ミュージアム
- 京阪電車宇治駅下車 徒歩約10分
- 原寸大の牛車や光源氏の邸宅「六条院」の模型などが展示
- 入館料600円、月曜休館(祝日の場合は翌日)
- 公式サイトはこちらから
- 平等院
- 宇治上神社
- 京阪電車宇治駅下車 徒歩約10分
- 本殿は平安時代後期の造営で、神社建築としては日本最古のもの
- 宇治十帖のヒロインである大君と中の君、浮舟の父・八の宮の邸宅「八の宮の山荘」のモデルではないかされる
- 宇治神社
- 京阪電車宇治駅下車 徒歩約10分
- ご祭神の応神天皇の皇子・菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)は光源氏の弟のひとりとして登場する八の宮のモデルとされた人物。
- 境内では「源氏物語おみくじ」も授与
- 宇治川
- 京阪電車宇治駅下車すぐ
- 薫と匂宮(におうのみや)、ふたりの愛に苦しんだ最後のヒロイン浮舟が宇治川へ身を投げようとするシーン
筆者もこの夏宇治川をおとづれました。
思ったより大きな川でとても風情があります。
宇治十帖をサラッとしか読んでいない筆者も
少し切なくなるような川の流れでした。
大徳寺
真珠庵で『源氏物語図屏風』特別公開
京都にある臨済宗大徳寺の名刹である真珠庵で、
寺宝である「源氏物語図屏風」が期間限定で初公開されます。
真珠庵の特別公開は3年ぶり。
現代のクリエーターによる方丈襖絵をはじめ、
侘び茶(わびちゃ)の祖村田珠光(むらたじゅこう)作の「七五三の庭」も拝観できます。
同時期に特別公開される黄梅院、興臨院、総見院は茶の湯にとても縁の深い塔頭です。
千利休をはじめ、織田信長、羽柴秀吉など名のある戦国武将に関係のある茶室や枯山水庭園が鑑賞できます。
絶妙なバランスと配置が美しい枯山水を彩る紅葉の見頃は11月中旬から12月上旬です。
大徳寺真珠庵特別公開概要 | |
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期間 | 2024年9月20日(金)〜12月8日(日) |
休止日 | 10月21日(月)、11月24日(日)〜11月26日(火) |
拝観時間 | 午前9時30分〜午後3時30分(受付終了) |
拝観料 | 大人2,000円、高校生1,000円、小中学生500円、(保護者同伴) |
公開内容 | 書院 通僊院(つうせんいん)、茶室 庭玉軒(ていぎょくけん)※以上全て重文 方丈東庭「七五三の庭」、通僊院庭園(つうせんいんていえん)※史跡名勝 |
特別展示 | 源氏物語図屏風 |
まとめ
源氏物語は世界的にも高く評価されている日本を誇る文学のひとつ。
この記事で挙げたゆかりの場所は紅葉もとても美しくて有名です。
とかくお伽話感覚になってしまう平安時代ですが、
これを機会に歴史に触れる旅に出てみませんか?
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