ABOUT ME

【かなりマニアック】ドラマーMeytal Cohenさん

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは、ロデニの娘です。今回は筆者が出会ったドラマーのMeytal Cohenさんに綴ってみたいと思います。彼女は色々な曲をカバーしてそれをYouTubeにアップしているドラマーさんなのですが、筆者は久々に歓喜のあまりに涙が出たのでご紹介したいと思います。かなり支離滅裂な賞賛になってしまうのですが、きっとわかってくれる方もいると思いますのでお付き合いください。

そもそも発端はやはりDespacito

前々回の「Stingジャパンツアー、ヒロシマから始まる」の執筆中に脱線したDespacitoの視聴回数をチェックしたついでにまた筆者の1ヴューをコントリビュートしたろ、と思って聞いてみたのです。

iPhone14(iPhone7と比べて)すげー音質が良い!!

どびっくりしてこのテクノロジーのことを知りたいとだびに電話しました。彼なら筆者に分かり易く説明してくれるからです。そうしたら案の定テクノロジーの歴史から始まってあーだーこーだと説明してくれました。

Dolby Atmosすげー

だびが言うにはiPhoneにはドルビーアトモスが搭載されているそうです。

ドルビーアトモスとは米国のドルビーが開発した音響技術で、従来のものとは違い、音を3次元空間にそれぞれの周波数を適切に配置し、その位置情報とタイミングを音源に付け加えているものです。

なんのこっちゃと思われるとでしょう。だびによると人間の耳は違う周波数を右左に分けて聞き分けていて、それぞれそこにも位置があるとのこと。聴力検査を思い出してください。色々な周波数を右左分けて聞き取りますよね?あれ、周波数が違うとなんとなく音が上にある感じとか下にある感じとかしませんか?あれです。(筆者は聴力検査をこの5月にやったのでよく覚えているのです)だからヘッドホンも左右があるんですね。

ミキシングごりごりのDespacitoはこのテクノロジーを存分にあやかっていて、本当に音が立体的に筆者を包み込んでいるような感覚でした。

いや、でもミュージシャンもやたらにこんなサウンドエンジニアリングかけてもらいたくない人だっているはず

そこで検索したのが大昔まむしさんから紹介してもらったプログレッシブ・メタルバンドのドリーム・シアターです。アメリカはボストン市にあるバークリー音楽院出身のメンバーの冴えわたる質の高いテクニックと音楽性が筆者はとても気に入っていて、いつも聞いていてスッキリ爽快です。そんなドリーム・シアターがこのドルビーアトモスを利用しているのかどうか気になったのです。

相変わらずスッキリ爽やか、細かいところまでええ具合に聞こえる、けど大昔からこれくらいのレベルで彼らは制作していた…。でもこういうバンドは音を重ねあげるエンジニアリングをあえてしていないので「音に包まれる感」に限界がある様に感じました。

で、そこで出会ったのが本題のMeytalさんです。

ドラムもカバーするんだ、と知った時

ボーカルをカバーするのは皆さんよく知っていると思いますが、このMeytalさん、ドラムカバーしてました。それもドリーム・シアターをカバーしていたので試聴せずにはいられませんでした。今でも鮮明に覚えているんですが、初めてドリーム・シアターを聞いた時(Pull Me Under)のドラムの凄さ。鬼のツーバスがあまりにもセンセーショナルで、当時のドラマーマイク・ポートノイ氏、彼のパフォーマンスは神業としか表現できません。

ツーバスでギターやキーボードとユニゾンやで、あの人の足どうなっとるん?

それをやっているMeytalさん。いい具合にバスドラム用の第二カメラも配置してあって、あそこでものすごいことが起こっていたのは知っていたのですが、まじまじと見て、涙出ました。たまに若干のずれはあるにせよ完璧なカバーで、沢山の人から高評価を得ていました。あのビデオを見て実は思った以上にバスドラムが使われていて、上の太鼓たちはバスが刻むリズムの付け足しの様にも見られたので、マイク・ポートノイ氏、超人なり。そしてMeytalさん、あなたも超人です。

華麗なる技術も感服に至るのですが、ドリーム・シアターは一曲が長いのです。彼女がカバーしていたのも9分10秒です。その間多分2、3小節しか休みなしです。ぐわーっとすごいの打った後の速くもない遅くもない速度のツーバスほど辛いものはありません。すぐ走っちゃいますからね。けれど彼女はとても安定しています。あれはアスリート並みの体力がないとあそこまで演奏しきれないと思います。演奏中彼女の心の中の喜びの声が聞こえてきそうな大きなスマイルがとても印象的なMeytalさん、今後のご活躍もお祈りしています。3週間前にアップされていた臨月の写真が可愛くて、筆者即ファンになりました。

終わりに

音楽に卓越している人は頭がいい、と言う記事をどこかで読んだことがあります。バンド内で一番頭がいいのはドラマーである、と科学的に検証したものでした。リズムは数字ですし、あれだけのことを手足四方でやるのですから納得です。

筆者もちびの頃吹奏楽をしていたので音楽には関心がありますし、このようなミュージシャンが膨大な時間を練習に費やしているのも知っていますし、彼らがやっていることがいかに超人的かもわかっています。故に尊敬の念を強く抱いてしまうのです。すごい。

大昔ホルストの名曲の一つである惑星からの「火星」でスネアドラム担当だったけんけんを思い出した、そんなひとときでした。あれもスネアドラムキラーや。

 

 

ABOUT ME
ロデニの娘
広島県出身。1996年日本脱出、在米期間20余年に終止符を打ちトルコへ引っ越す。2022年1月に緊急帰国、同年7月末にトルコへ戻るが2ヶ月後9月末に再度日本へ舞い戻り。2023年年明けに子宮卵巣全摘手術を受ける。気がつけば人生半分以上海外で生活してきた昭和からアップデートできていない人。水瓶座のA型。スープと麺類大好き。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA