CULTURE

【歓喜】ウクライナヘルソン州都開放

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おはようございます、ロデニの娘です。今朝起きたらとても嬉しいニュースが舞い込んでいました。ウクライナヘルソン市が解放された、というものです。ロシアが撤退を公開して数日後実現した、ウクライナの人にとっても、ウクライナを応援する人にとってもそれはそれは嬉しい出来事です。あちこちで関連ニュースが報道されているのですが、それを見て筆者が感じたことを綴ってみたいと思います。お付き合いください。

脱帽としか言いようがない精神

すでに皆さん視聴されているかと思うのですが、ANAニュースで報道されているこれ。

兵士が高いところから下にいる市民の皆さんが映るように撮影しているのですが、筆者がまず気づいたのが、

なんでスイカ持っとるん、この兵士は

ウクライナ通ではない視聴者ほぼ100%がそう思ったと思います。名産なんですね、ヘルソンの。その後に紹介された記念切手、筆者は一瞬どういうことかわからなかったので戻って一時停止したら、皆さんもお分かりの通り、切った歯型付きスイカがデザインされた切手でした。

よく見たらスイカにそれまでロシアの支配下にあった時の苦しみの絵だろうというのが記されてあって、とても印象的でした。他の記念切手「巡洋艦モスクワ撃沈」「クリミア大橋破壊」のデザインも凄すぎて、

ウクライナ人、君たちは素晴らしい

巡洋艦モスクワにミドルフィンガーを立てているようにも見える兵士(多分トランシーバーを持っているんだと思います)、クリミア大橋を背にタイタニックするカップル、そして堂々のスイカ。

欲しい

スイカのデザインは明らかに別の2枚とは違うアーティストの作品だと思うのですが、依頼を受けた時アーティストの頭によぎったのはスイカだった、ということです。一方で考えるに、きっと前の2枚のようなデザインだったのかもしれませんがあのゼレンスキー大統領のことだからもっと注目を集めるデザインにしろ、と描き直させたのかもしれません。それゆえに前の2枚はなかなか斬新なアプローチだったにもかかわらず世にほとんど知られていなかったように思うのです(筆者が知らなかっただけ?)。今回はSNSを知り尽くす戦法と言って間違いはないでしょう。現に沢山の人に晒されて実際筆者も欲しい、と思ってますからこの戦法は大成功です。

元コメディアンのゼレンスキー氏の提案だったとはいえ、もしヒロシマがこうなったら、自衛隊の人がもみじ饅頭か広島菜、もしくは広島牡蠣を片手に宮島か原爆ドームを背に動画撮影するとは思えません。もちろんあのスイカはステージで、みんなに「なんでスイカ?」と思わせて切手の紹介につなげたのは賢いメディア戦術ですし、あの撮影のために手頃なスイカを探したんやなぁと想像すると可愛くてたまりません。名産とはいえもうシーズンは終わっているはずです。見つけるのに苦労したろうと思いますが、これもきっとSNSの拡散で市民に呼びかけたんだろうと思います。何個スイカが寄せられたんじゃろか?

誇り高き国民

今回のウクライナ侵略でたまに

命は命なんだから早々に和平協定結んで停戦しろ

という意見を聞くのですが、多くのウクライナ人にとってそれは絶対あり得ないというのを筆者はよく理解できます。屈して生き延びるより自由のために戦い、命を落とす、だから一度は国外避難した人たちも帰ってきているのだろうと思うのです。歴史上にはあった話だろうと思うのですが21世紀の今、それを実際やっている彼らの精神は尊敬という言葉では収まりきれません。色々な歴史背景の末「泣き寝入りで支配下はもう絶対やだ!」と世界に宣言したウクライナ、筆者なりに応援しています。

終わりに

昔の筆者だったら戦争反対、早よ終わらせろ派だったのですが、今は大変だろうが戦い抜いて欲しいの一心です。それはきっとトルコに行って強い愛国心が町中に溢れているのを体験したからだろうと思うのです。悲しいかな、日本にはそんな波動は感じません。敗戦国の呪縛なのでしょうか、日の丸を掲げていたら右翼団体とされてしまうじゃないですか。けれどいつかみんなを結ぶ団結の心が普通になればな、と思う、そんな朝でした。

 

ABOUT ME
ロデニの娘
広島県出身。1996年日本脱出、在米期間20余年に終止符を打ちトルコへ引っ越す。2022年1月に緊急帰国、同年7月末にトルコへ戻るが2ヶ月後9月末に再度日本へ舞い戻り。2023年年明けに子宮卵巣全摘手術を受ける。気がつけば人生半分以上海外で生活してきた昭和からアップデートできていない人。水瓶座のA型。スープと麺類大好き。

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