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トルコらしさをじわっと感じた時

トルコセルチュクにあるケルスス図書館遺跡 VAULT(大切なこと)
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トルコに対するイメージは色々あると思います。

筆者にとっては「人との境界線が薄い」。

社交的でナンボ、という文化なのか、誰かに何かがあったら積極的に関与すると良しとされている気がします(特に男性?)。

彼らの根底には「助け合い」「弱者を助ける」みたいな精神がいつも宿っているようで、うがった見方をすれば「野次馬根性」「相手よりも上の立場でいたい」のかもしれません。

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パザルにて

筆者の大好きな場所はパザル(市場)。
※写真が古いので値段が現在2023年とは雲泥の差です。でも雰囲気は同じ。

新鮮な野菜、果物、卵、チーズ、自家製サルチャやオリーブといった食品が軒並み立ち並ぶ人々にとってとても大事な場所。

ですからトルコの人は生鮮食品はスーパーでは買わないんですね。

パザルではほぼ全てのものが量り売りなので、野菜などはどがーっと山積みにされています。そこで自分の好きなものを入れてその分購入、もしくは「何キロ欲しい」と言って袋に入れてもらいます。

食べ物に関心があるのもありますが、パザルでのエネルギー、会話は、おそらく古来のものからそう変わってないんじゃないかなと想像すると楽しくてたまりません。

「サクサクのきゅうりだよ!」「果汁じゅうじゅうのレモンだよ!」「今朝収穫されたやつだよ!」

ほんまかいな?と思ったら試食もできます。
レモンとかだと、お店のお兄さんが一個切って絞ってデモンストレーションしてくれたりします。

巨大な洗面器に入れられているオリーブも試食OK。
筆者はあまり塩気が効いているのが好きではないので必ずします。

自家製オリーブオイルやサルチャ(トルコのトマトもしくは赤ピーマンペースト。日本の御味噌にあたる台所の必須アイテム)も必ず試食をします。

コテコテのガイジンがいきなり「試食させて」ってトルコ語で行ったときの人々の顔を見るのが楽しいのもありますが、現地語でのやりとりが筆者にとって最高の喜び。

言葉が通じると楽しすぎる

レモンがいるのでレモンを選んでいると、全然知らないおばちゃんが筆者のところにやってきて、

「こうやって選ぶんだよ」

と選び方を教えてくれたり、自分が選んだのを筆者に渡してくれたり。

勢い余って鉢植えの植物を買ったあと、それ用の鉢を選んでいる時、おっさんが筆者に近寄ってきて

「わしもおんなじのがある。夜に花が開いてすごくいい匂いがするやつだ。でもバカでかくなるからもっと大きい鉢が必要だよ」

花屋さんと同じこと言ってる。

でもあんまりデカくなってほしくないからとりあえずこのサイズでいい、と言ったら

「そうかそうか、ま、がんばんな」

と言って立ち去っていきました。

鉢売ってるおっさんじゃなかったの?おっさん、あなた誰?
(答え:通りすがりのおっさん)

終わりに

こういう人間的な一面を筆者は実は得意としていません。

けれどこれを学ばないといけない、できるようになりたい、そう思いトルコにいることを決意して何年たったでしょうか?

ハイパーインフレーションが続くトルコですが、国民性なのか、エーゲ海の土地柄なのか、じめっとした雰囲気はなく、多分なんとかなると思わせてしまう、そんな国と筆者は思います。

今回も短い滞在になりそうですが、思い切って好きなように毎日を送ろうと決心した、そんな朝です。

海を臨むバルコニーにある机、パソコン、マグカップ、植物、椅子
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