こんばんはロデニの娘です。今日はロデニの1周忌がありまして、お坊さんのありがたいお話を聞いてきました。筆者が個人的に大切にしているご縁と出会いについてお話しされていて、本当にそのとおりだなぁと思い直し、これからもさらに大切にしていきたいと感じたのでした。
さて、今回はカタールで行われているワールドカップでアルコールの販売が禁止となったことについて綴ってみたいと思います。お付き合いください。
W杯初のイスラム国での開催
トルコに住んでいたにも関わらずイスラム教のことをよく知らない筆者なのですが、基本イスラム教では飲酒は禁止されているはずです。そんな国でW杯を開催とは、初めて知った時これは一悶着あるな、と密かに感じていました。
FIFAも色々考えたとは思います。そもそもカタールは暑いし、(ゆえに初の11月開催です)ロシアの参加を許可しないだの春先から揉めていましたよね。そして開催二日前にアルコール販売の禁止の発表。
ええゆうたやん
そう言ったのはファンだけではありません。W杯のスポンサーでもあるバドワイザー社もです。筆者はアメリカに長いこといまして、アメリカンフットボールの「スーパーボール」を毎年見させられていたのでスポーツとビジネスがいかに密接に関わっているかを叩き込まれたのでこのニュースを見た時バドワイザーどびっくりしたろうな、と思います。スタジアムでの独占販売を得たバドワイザーですが、結局ノンアルのみOKということです。もちろんバドワイザーは賠償請求へのプロセスを始めています。
ドーハ中心部のファンフェストではバドワイザーはまだ販売されていて、スタジアム内、その周辺では禁止ということです。観戦しながらバドは楽しめない、ということですが、ファンフェストに行けばよいということです。が、VIPスイートにはシャンパン、ウィスキーなどがあるというレポートも入ってきています。やはりお金ですか…。
筆者が思うこと
FIFAやバドワイザーの中でも「やっぱりな」と思った関係者もいたと思うのですが、やっぱり、王室がこういう対応を取るとチケットさばくために初めはええゆうとけ、ってやったんか、と皆さん思うわけで、カタールへのイメージが爆下がりとなるのは考えなかったのかな?それかどうでもバドワイザーにスポンサーとして参加してもらいたかったか。開催国を決定する時このことは絶対に論議されていたはずなのに、開催直前で手のひらを返されたら、みんな怒っちゃいますよね。今後他のイスラム国が国際イベントしにくくなったのは残念ながら否めないでしょう。
初めから「うちはアルコールダメですよー」で初期設定しておけばよかったと筆者は考えます。大手企業のスポンサーは得られなくてもノンアルなW杯でも観戦したいという心からのサッカーファンだけが集って本当のスポーツマンシップが体験できたかもしれなかったのですから。
とある記事で「カタールにはお酒屋さんが一軒しかない」と読みました。おまけにカタールへのアルコール飲料の持ち込みは禁止です。BYOBもできないW杯、現地入りしたファンはどうしているのでしょうか?怒ってUターンした人たちもいるようです。
BYOBとはBring Your Own Bottle/Beverage/Beer/Booze、各自飲み物持参のパーティー用語です。読み方はアルファベットをそのまま読みます。
終わりに
筆者がいた場所は特に緩いと聞きましたが、宗教の戒律は宗派や地域によってバリエーションがあるので、国民のほとんどがイスラム教徒であるトルコに在住経験のある筆者にとっては「本当に(飲酒の禁止を)してるんだ」と思いました。土地によってここまで変わるのは衣食住だけでなく思想もなんだな、と感じたニュースだったと思った、そんな秋の深まる一日でした。