こんにちはロデニの娘です。こちらも日中は暑いもののもう秋の気配を感じます。朝の散歩の時いつも見かけるメンバーの中には長袖を来ていらっしゃる方も見受けられました。しんみりしてしまう晩秋ですが大丈夫です、残暑がやって来てぎゃー暑いになりますから。
さて今回は前回の予告通り、海外生活で直面するであろう問題をいくつかご紹介したいと思います。これは海外移住を考えている人の情熱に水をぶっかける意図は全くありませんが、知っておくと良い情報として捉えていただきたいと思います。
まずはイミグレ
来ました。イミグレ(immigration、移民法)です。これ抑えないとしんどいです。国によって違いますし、移民法はちょくちょく変わるので常にアップデートな情報が必要です。雇用先がビザの面倒を見てくれるのなら良いのですがそうでない場合は信用のあるところでビザの準備をするのがおすすめです。ビザなしで行って現地でその後を考えて自分で申し込む、という策は昔はできましたが今はやめたほうが良いです。餅は餅屋、そういうサービスを提供している所でやってもらうのが賢いと思います。
イミグレをちゃんとしてないと不都合だけでなく、メンタルもやられます。いつもビクビク誰かに通報されて強制出国させられるとか、恐ろしい妄想の中で生きることになります。きちんと押さえましょう。冗談抜きで不法滞在は武勇伝にはなりません。
そして言葉の壁
移住を考えているのなら押さえておきたいのが言葉です。こんにちは、ありがとう、ごめんなさい、お願いしますはもちろんですが、生活をするとなるとそれ以上が求められます。サプリメンタルとしてGoogle翻訳を使ってもいいですが、公的な所だと真面目に取り扱ってもらえないのが現実です。完璧じゃなくてもいいので言語を知っておく、使えるようになっておくと良いと思います。お仕事をするとなるともちろんそれ以上は求められますよ。
筆者はトルコ語で仕事をしていませんのでいつまで経っても上達しませんが、アメリカにいた頃は仕事を英語のみで働いていたので苦労しました。けれど言葉をマスターすると物事はスイスイ進みますので精進されると良いと思います。これだけは誰かにやってもらうというのは常に通訳を雇わないといけないので自身頑張るしかないのです。
大なり小なりの差別
人間群れる動物ですから属さないやつを遠ざける傾向があるのは仕方のないことです。残念ながらアジア人は差別の対象になりやすいのが現実です。筆者も、思い返せばあれはひょっとして、のレベルからえ?あんたそれ出しますか?ってレベルの差別にあったことがあります。アメリカよりもヨーロッパのほうがその傾向が強いとも聞きました。もちろん人や地域で違いはあります。けれど知っておくとまともに受け取らずにサラッと流すことができると思います。言語と知識を身につけておけば回避できますのでやはりコミュニケーション能力を養いましょう。
日本なら普通はこう、が通用しない
なぜならもう日本にいないからです。郷に入っては郷に従う、しかないのです。それを強く感じるのがトルコです。日本なら、アメリカだったら、という物差しを無意識に使っていた時はいちいち憤慨していたので、ここではこういうものなんだ、と受け入れずに流す訓練をした次第です。外に出ると日本の常識が倫理的にハイレベルがわかると思います。けれどそれを外で求めてはいけません。ですのでなんとなく大まかな文化をあらかじめ知っておくと良いと思います。
水や食べ物の違い
コシヒカリを3食食べないといけない人はそれが手に入る所を選びましょう。初めの数ヶ月水あたりを起こす人もいると聞きました。髪の毛がごうごうバサバサになったというのも聞いたことがあります。ただ、時が経てば体も慣れてきます。
(結構深刻)日本の美容師の技術は外にはない
はい、ズバリないです。日本で修行をした日本の美容師さんのような技術はなかなか見つけられません。それだけ特殊なんです。美容院に行くというのは海外居住者の里帰り何やるリストに大抵ランクインします。とはいうものの頻繁に散髪をしないといけない人はローカルの美容院を試すしかありません。これはこういうものなのだ、と思えばそれなりに綺麗にしてくれます。ですから行きつけの美容院が海外にあるそこのあなた、おめでとうございます、脱日本人です。
終わりに
いかがだったでしょうか?今回は超深刻な問題を取り上げてみました。別の視点で捉えるとこれを押さえとけばあとはなんとかなる、のです。これらをクリアして長期滞在ではなく居住者になってみてはいかがでしょうか?怖いことや辛いことばかりではありません。言葉、文化は違えど同じ地球人です。なんとかなるんです。初めは屁っ放り腰でいいのです。勇気と少しだけ図太い神経があれば日本ではない地で人生が謳歌できるのですからやってみる価値ありです。