おはようございます、ロデニの娘です。今回はこの夏を締め括るにふさわしい出来事があったのでご紹介したいと思います。お付き合いください。
トルコ滞在最終日
最近の記事でうっすらお気づきかもしれませんが、筆者はトルコを出ます。今ちょうど空港です。引っ越しやら断捨離など書き連ねて来て心の整理をしていました。諸事情ございましてまたしても緊急帰国をする次第となりまして、いつ戻ってこれるか今はわからないのでアパートをキープする意味も見出せず、おまけに大家さんから今年いっぱいで出てもらいたいとも宣告されていたので畳むこととなりました。
ほとんどの家具はただ同然で買い取ってもらって悔しい思いをしましたが捨てるよりいいか、と納得させています。まあしかし、あれです、こちらの方はガツガツしてらっしゃいます。そんなもんまで持っていく?っていう調子でどんどんトラックに積んでいっていました。ほぼ家具なし生活を1週間した後ファイナルムービングが一昨日あって家はすっからかんになってしまいました。活躍してくれたばなな君の新しい仕事場で一泊させてもらって今日最終日に最終パッキングを終えた次第であります。
ばなな君の新しい仕事場(というか前にいたところに戻ったというか)から筆者のアパートまで徒歩30分、乗合バスドルムシュで4分。道で待っても待っても来ません。まあそのうち来るだろう、時間はあると焦らず待っているととあるブティックホテルの送迎が筆者の目の前に止まってくれて乗っけてくれました。有り難かったです。
大家さんに電話せず仲介の不動屋さんに鍵を返してそこから大家さんに電話して鍵を渡すなんとも非常識を行ったのですが、まあ、いいや。それが祟ってか、乗っていた空港に向かう列車が止まるというハプニングが起こりました。車輪が破裂したと言っていましたが、
ありえんやろ、それ。メンテしないの?
20分ほど停車した後なんとか最寄りの駅まで到達して乗客を全部はかせます。空港まであと一駅なのに!みんなわらわらと下車してはそれぞれの目的地に行く手段を考えています。呆然としている筆者に救いの手がやってきたのがこの時です。停車中ちょっとお話をしていた若いトルコ人女性、彼女も空港に行かないといけなくてその子の友達と三人でタクシーを相乗りさせていただいたんです。地元人は強い!電話で家族と連絡を取ったのか落とされた駅で右往左往している誰よりも早く送迎のタクシーが来たのです。すごい!しかし悲しいかな思いっきりラッシュアワーで渋滞に巻き込まれます。我々は同じ便ではないですがほぼ同じ時間のフライトをキャッチしないといけません。ギリギリではないけれどかなり時間は押していました。
しかしこの落とされた駅は綿花畑の真ん中にあって何もないんです。駅自体は新しいけれどエレベーターは動いてないし、エスカレーターも上りだけ。我々は重たいスーツケースを持って階段で下まで降りたんです。外国人のおばさんがヒーヒー言いながら階段を降りているとこれまたトルコ女子がスーツケースの片側を持ってくれてものすごく助かりました。
運転手のお兄さんの腕前
スピード違反なんて怖くない、といったスピードっぷりで飛ばせるところは飛ばしてくれて、渋滞に巻き込まれる手前で裏道を通ると言って裏道に入ってくれて、
素晴らしいのは入る前に我々に入ると教えてくれた親切心です
アメリカベイエリアで言うところの「280クパティーノ辺りをクリアランスのところを間違えて一番遅いレーンと思ってノロノロと45マイルで行く中国人のおばさん(大抵ベンツ)」がやるようにクリアランスをチャイニーズのおばさんの数倍速くぎゃーっとぶっ飛ばしてくれました。まあ緊急ですから、我々。
かつかつのところで空港に着いた我々ですが、この日本人のおばさんは感動しまくって、
と申し出たのですが、ものすごい勢いで折半のお金が握らされて、この子達にトルコの将来を任せたいと本気で思ったのでした。
現地の言葉が(なんとなく)喋れる強み
列車が停車中焦った筆者はオンラインチェックインを試みました。これをしておけば少々遅くなっても乗せてくれるはずという悪知恵です。親切なトルコ女子とお別れしてチェックインカウンターに行くとなんと国内線しかチェックインできていなかったようでしたし、大荷物をチェックインしたいと言ったのにセキュリティーポイントはあちらです、行って大丈夫ですよと戯けたことをいう別のトルコ女子にいやわしは日本に行くから日本までスーツケース届けてくれ、イスタンブールでチェックインし直ししないといけないなんて言わないでくれ、前にやってくれたじゃないと頼むと、よしこっちに来いと別のチェックインカウンターで手続きをしてくれました。隣では外国人観光客が同じようにイスタンブールで荷物をチェックインし直さないといけないと言われていたので文句が言える程度まで喋れるようになってよかったな、と思いました。
トルコ滞在最終日前夜
翌日このようなハプニングが起ころうとも知らず、ばなな君の仕事場で過ごしました。蟹座の彼はやはりおうちがちゃんとなってないと嫌なのか筆者のアパートよりも全然素敵な空間を作り上げていました(ここでも住み込みです)オリーブ畑の中にある小さな山小屋でこの冬を過ごすそうです。ここはすごく静かで星空をとても美しいので筆者も大好き、マヤも野生児のように野を駆け回ります。トルコに滞在したいと決めた理由の一つはこの大自然です。本当に心が洗われますが、幸か不幸か携帯の電波が届かないので筆者的には数日しか滞在ができないのが残念です。イーロンのサテライトを使わせてもらえればそこは申し分が、あった、蚊が多かったです、だめだ、やはり一晩の滞在でよかったのです。
終わりに
滞在を締め括るかのようにトルコの素敵なところ総集編がやってきた感じでした。親切な人はほんと親切なのです、ここの国の人。また戻りたいと心からおもってこの記事を綴りました。次回は日本からたらたらとぼやきたいと思います。
おかえりなさい
新しい章が始まりますね
これから綴られる色とりどり楽しみにしています
ただいま帰りました。
前回の緊急帰国の時と比べて全然気持ちが前向きです。なんとなくいい風が吹いているような気がしました。
ご閲覧ありがとうございます。これからもアホかつ何か大切なメッセージ性のある記事を綴っていこうと思います、お付き合いください。