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【納得】ドラマから学んだこと

ドアを開けた初老の女性の後ろ姿
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こんにちは、ロデニの娘です。今回は、人というのはどん底に落ちた時まず攻撃するのは自分の愛する人、という理不尽な事実について綴ってみたいと思います。好きな人や家族に辛く当たられている方がいれば、少し参考になるのかなぁと思います。筆者は心理学者でもカウンセラーでもありませんが自らの体験を通して感じたことをシェアしたいと思います。

オスマン帝国外伝

個人的にメロドラマは見ない人間だと思っていたのですが、アマゾンプライムのAIがどうでも筆者に見てもらいたいのか、「オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜」を推してくるので見てみることにしました。制作元のトルコのみならず中東、東欧、アジアをはじめとする世界90以上の国や地域で放映されて高視聴率を誇ったという大ヒットドラマなのですが、ざっくりあらすじはオスマン帝国のハレムで起こる壮大なドタバタ劇です。歴史に基づいてはいますがフィクションなので、結構なんでもありなのですが、映像美が高く評価されています。大人気なだけあってシーズンは4シーズン、全312話というものすごいスケールで人々をテレビの前に釘付けしたのでした。

筆者はまだ第35話なのですが、(1話は2時間です)ありえんじゃろ、ということが次から次へ起こり、メインの登場人物の一人(女性)がもう、不運に続く不運、やっと叶った恋の相手と結婚したものの第一子を流産、第二子を早産し、あわや死産かと思いきや救われましたが、彼女が授乳中に眠りこけて赤ちゃんに覆い被さってしまい、そのため赤ちゃんは窒息死してしまいます(ネタバレすいません)。そんな辛い時、その彼女の旦那さんに寄り添った皇帝スレイマンのセリフが筆者の心にじわーっと染み込みました。

「人はこのような事態で責めるのは自分の愛する者だ。まともに受け取るのではないぞ」

先の帰国でのロデニの妻

先の帰国で久々に筆者の母、ロデニの妻と6ヶ月暮らしてみて、あまりにも風当たりが強いのに少し悩んだ時期がありました。「おかん、こんな人だったっけ?」と何度思ったかわかりません。筆者も筆者で大きな問題を抱えていたので自堕落病の引き込みりダブルパンチでした。それをロデニの妻はきっと「何もしない役立たずで厄介なお荷物」としか見ていなかったのだろうと思います。筆者的にも筆者なりの言い分があります。けれど話し合いはしませんでした。

昨年の11月末にロデニは天に旅立ったのですが、そこまでの病院生活は昨年の今頃がピークだったのだろうと推測します。特に11月3日は結婚記念日でしたし、その流れからいって、ロデニの妻はとにかく何かを責めずにはいられなかったのだろうと思います。姉への当たりもものすごかったらしく、地獄だったのだろうと想像しました。

あのスレイマンのセリフ、もう少し前に聞きたかった。

もちろんあの時知っていたら大人な対応ができたか?といったらそうでもないかもしれません。ロデニの一周忌がもうすぐなこの時期、ロデニの妻はぶっこけて膝の皿にひびが入ってしまいました。彼女の性格と彼女世代のモットー「人に迷惑をかけてはいけない」の呪縛なのか、彼女は一人で弱音を吐かずに生活しています。何か頼む時も渋々、筆者がさっとできなかったらものすごく機嫌が悪くなります。筆者がポジティブなコメントをしてもネガティブに返してくるか、嫌嫌ポジティブを受け入れています。

不幸せな人だな、と我が母ながら思ってしまうのですが、ここは少し距離を置いて見守るしかないのだろうと考えてしまうのです。お願いできない人とは重々分かっていますが、そこを組んであげないことにしました。上から目線ですが、こうでないと彼女はいつまでたってもお願いができない人間でいるからです。先に先に気がついて助けてあげたいのもあるのですが、筆者も超能力者ではありませんし、「年寄り扱いするな」で却下されるのでしていません。老人扱い、怪我人扱いせずそっとしといてあげています。

終わりに

家族関係は様々です。筆者のケースが皆さんの状況に当てはまっているとは限らないのですし、こういう対応をしている人もいるんだな、という程度で参考にしていただければ幸いです。特に筆者はちびの頃からクラブ活動に勤しんでいたので家にほとんどいませんでしたし、アメリカに旅立ってからまともに家族と時間を共有していません。変な話、結構他人並みに知らないことが多いです。

前回の帰国でクルミ母に相談した時、「わしら、両思い。お互い嫌ってるから」と漏らしてしまったのですが、今回は少しお互い心に余裕ができたのか、ゆるーい平和協定が結ばれています。やはり時間がお薬になったのは間違いありません。けれどきっと話し合いもしないと思います。不健全というのも分かっていますが、今我々のベストオプションはこのグレーを保つことなのです。

しかし、まだまだカチンとくることはあります。そこはスレイマンスレイマンと唱えておくことにしているのであります。

追記

この壮大なドラマについては見終わってから感想を綴りたいと思います、ご期待ください。アマゾンプライムでシーズン1は日本語字幕で見ることができます。そこからは筆者はYouTubeで英語字幕付き4Kチャンネルを発見したのでそれで見ています。字幕がよく抜けたりスペルミスがあるのですが、大まかなストーリーは追えるかと思います。「Magnificent Century English Subtitles 4K」で検索してみてください。ハマる人はハマるでしょう。筆者もハマってます。ええとこで次回に持ってくんだよ〜。続き気になる。※NHK BSやHuluといったプラットフォームでも配信されてるみたいです。

 

 

 

 

ABOUT ME
ロデニの娘
広島県出身。1996年日本脱出、在米期間20余年に終止符を打ちトルコへ引っ越す。2022年1月に緊急帰国、同年7月末にトルコへ戻るが2ヶ月後9月末に再度日本へ舞い戻り。2023年年明けに子宮卵巣全摘手術を受ける。気がつけば人生半分以上海外で生活してきた昭和からアップデートできていない人。水瓶座のA型。スープと麺類大好き。

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