おはようございます、ロデニの娘です。今朝の広島は晴れ、嬉しいです。昨日無事退院できたのですが、その過程を綴ってみたいと思います、お付き合いください。
術後4、5日目
隔離直前に一度抜けた点滴の針をもう一度刺され、採血されて、結局新たな点滴は出動せずじまいだったのですが、その点滴の針が筆者から引っこ抜かれました。それが術後4日目です。この針を刺される時かなり固まったのですが、やはり前回の手術のインターンが要練習レベルだったということが判明しました。痛かったですがあの拷問染みたずきんとくるものはなかったからです。
4日目は何事もなく、しかし夜になると火照るので何気に検温して体温をチェックしたりとしましたが安定に向かっていました。まさかこれが更年期のホットフラッシュ?とも疑ったのですが筆者は39歳の時の閉経の太鼓判を血液検査でもらっていたので、何を今更?臓器取ってから正常化するんじゃねーよ、と自分を罵ったものです。この事を術後診察の時担当医のMちゃんに言うと、
Mちゃんのサッパリ感大好き。
5日目にスケジュールにはない診察があって、Mちゃんではない先生と対面。傷に3Mテープという粘着の強いテープを貼り付けられておしまいです。隔離や数回にわたるPCR検査をした患者への処置なのかな?と思いました。その日はなんとなくダウンで、毎食完食したもののほぼ寝たきり状態でいました。きっとこれも回復のプロセスである事なんだろうと思います。
術後6日目
朝食をいただいて入院中はまってしまった病院のお茶をすすっているとこんなアナウンスが来ました。その日は面会があったので早めにシャワーをしておこうと早めに予約していたのですが、昨日の今日の診察は想定外です。時間あるかな?と心配しつつ診察室に入るとMちゃんがいました。毎回思うのが産婦人科の診察台ってジェットコースターのシートみたいだということです。相変わらずテキパキ、無駄のない診察が終わりお話を聞きます。
採血の結果感染症ではないだとか、術後の回復は順調だとか、腎機能は入院前より改善しているとかと言うお話を聞いていると、この疑問が湧いてきました。
まさか今日退院?
スケジュールによると翌日だったのですが、Mちゃんに確認するとその日でした。ここで、え?スケジュールと違うと文句を言ってはいけません。実際ベッドで暇ぶっこいていたわけですし、病院でだらだらしているとエアコンの暖かさできっと脳みそがふやかされ過ぎて社会復帰がさらに困難になりそうな気がしたのです。入院前に検査などの予約が変わってアップデートされたスケジュールを筆者は受け取っていなかった、ということらしいのですが、まあどうでもいいです、早よシャワーせんと。
部屋に帰ると面会が無理というメッセージが入っていました。しかしながら焦りは一向に消えません。筆者の向かいのルームメイトは筆者より1日遅れで入室されて、筆者よりも長い手術時間だったにもかかわらず筆者よりも入院期間が短いというのをダダ漏れの会話から知っていましたし、彼女の退院当日(結局筆者と同日)9時くらいには撤収されていたのです。
スケジュールにある「11時頃までには退院してくれ」という文言を額面通り受け取った筆者は最後のシャワーを浴びにいきます。シャワー室に向かう時その日退院の方が続々と撤収していました。そしてそこへ飛び込んでいくお掃除の方達。見えない圧を感じましたがここはガンとして譲れません。浴びます、髪も洗います。なぜなら筆者は翌日退院だと思っていたからこの日に髪を洗うように予定を立てていたからです。でもきっとこれってJapan的にNGなんでしょうね。退院ギリギリにシャワー浴びる?みたいな。いいんです、ガイジンですから。
シャワーから帰るとナースが取っ替え引っ替えやってきて筆者の様子を見ています。「大丈夫、I can do it. 」と唱えながらパッキングを10時55分に終えナースを呼んで撤収です。間に合いました。病院へはジーンズで来ていたのですが「ジーンズは履かないように」と言われた矢先だったのでMちゃんに見つからないようそそくさ病棟を去り、総合受付のある階でお支払いを済ませ、自動支払い機で困っているお隣のおじいちゃんを助けて筆者は病院にお別れしました。正直交通機関で帰れそうな気がしたのですがやっぱりタクシーを利用することにします。
終わりに
退院日が変わったことを母に留守電を残したのでタクシー内で彼女から電話がありました。予定が狂うとキレる母が文句を言いつつも受け入れてくれたのでよかったです。お昼前の車の流れはタクシーの運ちゃんにとってはのんびり過ぎたらしく何度も舌打ちを打ちながら車線変更をしてぶっ飛ばしてくれました。おっさん、外免切り替えのテスト絶対落ちるで。
家のちょっと前でタクシーを降りて歩いて家に到着。するとロデニの妻が外で待っていました。とても驚いているので聞いてみると筆者が普通に歩いているのが驚きだったそうです。筆者としては寒いのに外で待っている方が驚きでしたが、あたたかいウェルカムだったと思います。
Mちゃんから退院を確認した後家族に連絡して、現場に戻ることも決めました。そしたら嬉しいことにチーさんが筆者とおしゃべりがしたいと。嬉しいけれど笑い過ぎて傷に響きました。チーさんって誰?と思われた方は記事をご紹介していますのでご参照ください。
そんなこんなでスケジュールより1日早まったドタバタ退院劇で今回のことは終了した、と思いたいのですが、次の外来を含め筆者のジャーニーは始まったばかりなのかもしれません。皆さんもお身体にはお気をつけください。