筆者のMacBookAirの購入は2019年の12月30日、トルコでのことです。その時散々悩んだ事を2つご紹介します。加えて、トルコで携帯(iPhone)を買うのと外から持ち込むのとどちらがお得かも検証してみました。
値段が高いのは有名な話
トルコに住むと耳にすることが車をはじめ、携帯電話やパソコンが他国と比べて値段が高いということです。2022年9月でアメリカで$799で買えるiPhone14がトルコでは$1699となっています。はらたいらさんもびっくり、倍、さらに倍です。
では外国で買って持ち込めば良いのでは?と考えるでしょう。しかし政府もそこはちゃんと分かっていて、登録しないと使えなくなります。筆者も現地のSIMカードを買ってアメリカからの電話に差し込んで使っていたのですが、ある日を境に使えなくなってしましました。その時は登録しないと止められるなんて知らなかったので、叫んだ後結局新しいものをトルコで買いました。
それは2017年のことで、ちょっとアメリカと比べて高いなくらいにしか思わなかったのですが、現在のここまでの価格の差はかなり思いとどまる要因です。実際筆者がiPhone7から昨年2022年に14に買い替えたのも日本でやりました。しかしトルコに戻って使うなら例の登録料Vergi Dairesiで支払わなくてはなりません。
2023年の登録料は2022年の2,732トルコリラから大幅に上がって6,091トルコリラとなっています。
面白かったのが、この数字を紹介しているのがウクライナの観光ブログだったことです。どうやらトルコ人は隣国のジョージアに行って半額ほどでiPhoneを購入しそこからこの登録料を支払うという手段を取っているようです。
数字を見て目を疑いましたが、落ち着いて計算式を組み立てました。トルコに戻って登録すると…
トルコのiPhone14pro(円に変換) ー(日本価格+トルコ登録料)=差額
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286,590 ー(149,800+42,300)= 94,490円
※1リラ6.84円で換算
日本で購入して登録した方がかなりお得、ということが分かります。トルコ人がジョージアにいくのも納得ですね。正しい判断ができてホッとしました。
本題
筆者はトルコのエーゲ海地方の田舎に位置していたので、アップルのウェブサイトからMacBookを購入しました。幸運にもドル立てで支払えたのですが、(筆者にとってはこちらの方が都合が良かったのです)通貨の換算や諸々でアメリカ価格の2割り増しで購入(悩みその1)。
トルコのアップル倉庫から来る
アメリカのサイトで購入したのでてっきりアメリカからやってくるのだと思っていたらどうやらトルコの倉庫からやってくるらしく、なんとキーボードがトルコ仕様(悩みその2)です。まあゆくゆくはトルコ語も打つかもしれないとあっさりと受け入れました。が、なかなかどうして、トルコ語のエクストラアルファベットğüöşç、そしてiがıになったりiが外っかわに移動したりと、未だに昔のように速くタイピングできません。
今まで慣れ親しんだキーボードの感覚ではないので変なところを触ったり、ここだと思っても違ったりと、すっかりkeyboard viewerと仲良しです。
もちろん初期設定もトルコ語だったので言語を変えて、英語と日本語ローマ字のキーボード設定をしてと色々大変でした。
終わりに
例の登録はパソコンにも当てはまるような雰囲気の記事も目にしました。筆者のMacBookはトルコで購入したのでその必要はないのですが、もし知らずに外から持ち込んでいたら叫んでいたでしょう。
トルコMacはキーボードがトルコ仕様なのでそこを念頭に購入を考えてください。そこがクリアできれば素敵なマシーンとして活躍してくれるでしょう。(多分一番いいのはアメリカでの購入だろうと思います)