夏休みもaround the corner、皆さんいかがお過ごしですか?コロナ禍の影響でやむを得なく見送られていた海外旅行ですが、この夏は解禁とばかりにたくさんの方が外に遊びに行くと聞きました。
その前にしておきたいのがやはりダイエットでしょう。わかります。バケーションで美味しいものを沢山食べますし、素敵に写真に映りたいですよね。今回は筆者が必ず体重が落とせたある食べ物についてお話ししたいと思います。
丘の上のおじさん
渡米後程なくして知り合ったスペイン人の「丘の上のおじさん」は非常にお料理が上手です。一番初めにいただいたGreen lentil soup以外は本気で美味しいです。ことにパエリアは筆者が食したパエリアの中でダントツナンバーワンです。
彼からはいろいろなスペイン料理を教えてもらったり、もちろんご馳走になりました。Accompanyするのはcavaで彼はケース買いをするのでストック状況は常に良好です。
そんなある日、「パスタは好きか?」と聞かれました。筆者、結婚するなら中国人かイタリア人、そうすれば毎日麺類が食べられるからと考えていたアホな人間でした。しかしスペイン人が作るパスタ?彼の腕前は承知していましたが、
「まあまあかな」
と答えました。特に期待せず彼の家に向かいます。
報告
美味しかったです。男がころっとくる「こんな美味しいパスタ食べたの初めて!」を言ったが最後、それからこのメニューが続きました。
作ってくれたのはカルボナーラ。丘の上のおじさんはスペインはバレンシアの出身なので彼がカルボナーラを作ってくれたのがとても意外でした。トマトまたはオイルベースを想像してましたから。
当時大してお金がないのにそれなりにいい材料を用意して作ってくれたのでしょう。本当に美味しかったです。ヨーロッパ人はチーズが好きというのは彼も例外ではなく、パルメジャーノの代わりにマンチェゴをふんだんに使用したカルボナーラ丘の上のおじさん風。レストランで出せるクオリティでした。
そしてある日
長年の友とそんな思い出話をしている時、このカルボナーラのことを思い出しました。
ロ娘:「すっごい美味しいんじゃけどねー、絶対お腹壊すんよ。」
友:「そりゃちょっとさえんね。」
クリームが古かったのかもしれません。でもそうだったら味がおかしいはずですが、申し上げた通り味は「非常に美味しゅうございました」でした。
この話を誰かにした時、
What?
乳糖不耐症
日本語表示にかなり威圧感を感じますが、筆者どうやらLactose Intoleranceのようでした。乳製品に含まれる乳糖(Lactose)が体内できちんと消化(分解)できない結果、消化不良や下痢を起こすのです。調べると黒人とヒスパニック系民族で80%、アジア人で90%の成人はあまり乳糖が消化できないそうです。
終わりに
その人が教えてくれるまで乳糖不耐症のことを知らなかったので自分がそうと知って少し驚きました。
もともと母が乳製品があまり好きではなかったので食卓に登ることがほとんどなかったですし、給食の牛乳でやられたこともありませんでした。カルボナーラ丘の上のおじさん風がそれだけリッチだったのでしょうね。
歳を重ねてからは涙腺以外はほぼ不感になっているので乳製品を摂っても前のような激痛を伴う下痢に襲われることはもうありません。
だから今はカルボナーラを食べて体重が減るということがないのです。増える一方です。