おはようございます、ロデニの娘です。弱自堕落病なので重症化しないために何をすれば良いか、と考え、あまり好きではないお掃除に注力してみました。が、エーゲ海沿岸の田舎はまだ暑いんです。ただいま絶賛換毛中のマヤの毛がエブリウェアなので掃除機をかける頻度が増して、
なんで汗かくん?
仕事は掃除機がしてくれているはずなのに、筆者は掃除機の操縦者なだけなのに汗だくです。今回は掃除をする分増えてきた洗濯というイベントについて綴ってみたいと思います。
一番楽なさしすせそかも
そう、主婦のさしすせそです。ご存知ですか?
さいほう
しつけ
すいじ
せんたく
そうじ
18世紀後半に起こった産業革命以来洗濯機の普及で洗濯が楽になったとはいえ、いかに衣類に優しくかつしっかり除菌、染みも取る、みたいな研究は21世紀になった今も大手各社が追求している課題かもしれません。
筆者は洗濯に関しては結構無頓着で気を配るのは白と色ものは分けて洗う、という事くらいしかしていなかったのですが、昨年ほどからここの洗濯機のジェントルモードを使い始めました。洗剤も特にこれ!というこだわりもなく、ネットでレヴューの星の多い中からしっかり洗えるタイプを選ぶくらいで、気にかけるのは匂いでしょうか?柔軟剤は決まったやつだけ使うのですがそれは単に香りが好きだから、そのCMが可愛いから、です。
Ariel
未だに適量の洗剤を知らない筆者、洗剤の量はいつもそこいらで買った木のスプーンで入れているのですが、その洗剤(OMO)がなくなったので(使っているのは粉末です)近所のスーパーに買いに行きました。日本ほどではないにしろいろんな種類の洗濯洗剤が並んでいます。あまり大量に買いたくなかったので、棚に並んでいる中で一番小さい袋を手に取りレジへ。それがArielです。
Arielはテレビやインターネットでよくコマーシャルを見ていたので筆者も知っていましたし、世界中で売られている洗濯洗剤だろうと思います(国によっては名前が変わっているかもしれません)。有名なコマーシャルはサッカー女子達が大きな白い布の上でサッカーをして泥、芝、汗、はたまた血液で汚し上げた後洗濯し、他社のと比べて、ほら、真っ白!というやつです。
100%ありえん、とみんな疑うのに買ってしまうのが悲しい消費者です。しかし、本当に真っ白になるかもしれない、とわずかな期待をよせて洗剤を投入します。
今回筆者が洗ったのはKilim(キリム、トルコのエリアマット※絨毯ほどのものではありません)、大きさも洗濯機に押し込めるほどです。色は明るいベージュに紫のチューリップのパターンで、両色くたびれて見えました。そのKilimを突っ込んでArielを入れ、洗濯機に委ねます。
その仕事ぶりは
度肝抜かれました。今まで落ちなかった染みはもちろんのこと、「色が蘇った」とはこの事です。まるでそれは昔の写真をリバイヴしたかのような、Adobe Photoshopでカラーコントラクトをジャックアップしてさらにカラーサチュレーションも無駄にあげまくったかのような、そんな鮮やかさになったのです。もちろん濡れている時の方が色が濃く見えますから過度に期待してはいけない、と思ってもはやる気持ちは抑えきれません。急いでそのKilimを洗濯機から出してバルコニーの手すりに干します(これトルコ流です)。
流石に乾いた後の色はそこまで鮮やかではないにしろ、本当に綺麗になりました。繊維に絡み付いたマヤの毛が取れていないのはArielのせいではなく洗濯機のせいかもしれませんし、吸い切れていない掃除機のせいでしょう。しかしArielの仕事には感服しました。他の洗剤より高いわけです。
終わりに
P&G社やるなぁ、洗濯が楽しみになったじゃないか、と呟きながら何か洗えるものはないか探してみるのでした。