アウェイは分が悪いとはいえ、決めなければいけないことは決めないといけません。
一人で住むか、二人で住むか?
それによって部屋数が変わってきます。
何しろ、「自分の空間」が必要な人間にとって、
他人との境界線があまりない人と暮らすことはとても居心地の悪いことなのです。
外国であろうと、自国であろうとそれは変わらないと思うのですが、
そろそろ決定しないといけない期限が差し迫っています。
ご近所さんを散策
さっきばなな君といつもとは逆方向の界隈に買い物に行きました。
いつもの方向はいわゆる「にぎにぎ街」(賑わってる街)
店やレストランがあって当たり前な界隈なのですが、今回はあえて逆方向へ。
坂を上がらないといけないデメリットがありましたが、ちょっと行くとお店やスーパーなどが立ち並ぶ小ぶりなにぎにぎ街があって、そこで食料の買い出しをしました。
トルコに到着してから昨年との物価の違いにもう、驚くどころか、怖くてお金が使えません。物価高は筆者がいた頃と比べて軽く200%はいっているでしょう。
BIM(というお求めやすい価格のスーパー)で最低限のものを買ってもげっ!という合計で嫌になります。
とはいえ、感じの良い界隈です。
スーパーに行く道中に、マナブがあって、(トルコには野菜や果物を売っている八百屋屋台みたいなものがポツポツと道にあります。それがマナブです)そこのおっさんにばなな君が挨拶。
ばなな君、昭和初期の人?っていうくらい、知らない人に挨拶します。
おっさんの品物はなかなかな新鮮なお野菜だったので、二人でここで買おうと同意。
筆者も、ばなな君も、スーパーではお野菜や果物は買いたくないんですね、だってしなびてるんだもん。
フレンドリーすぎるお客
お野菜以外の買い出しが終わった後、重いものは全てばなな君が持ってくれました。
筆者が持ったのはたまご30個だけ。
痩せ我慢の男はマナブでトマトを買えと筆者に命令。
筆者もそのつもりでいたので早速品定めをしていると、マナブのおっさんが後ろにもっと新鮮なのがあるからそっから取れ、と。(トルコは基本生鮮食品は量り売りです)
まだ土のついているトマト、ピーマン、きゅうりとトルコ3大必須野菜を買って、おっさんに渡します。
おっさんは量りに乗っけて測って、値段を伝えてくれるのですが、
俺らすぐそこに住んどるけー、また来るけー、おっちゃん!
こいつは「数を数えている人に話しかけない方が礼儀正しい」というユニバーサルなマナーをしらんのか?というくらいおっさんに話しかけて、どういう人????
おっさんも無碍にできなかったのか、うんうんと頷きつつも、量りの数字に注力していました。
トマト1キロ、ピーマン類0.3キロ、きゅうり0.75キロくらいを買って、筆者の思惑はおそらく120リラ。
おっさんのトルコ語を二人で疑いました。
40、と。
破格すぎる(ばなな君もかなり驚いていました)
終わりに
ばなな君がうざかったのか、ばなな君の語りかけで計算がうまくできなかったのか、本当に40リラでよかったのか、謎です。
二人ともあえて確認はせず、40リラを渡してそそくさとその場を立ち去ったのでした。
彼と初めてまともに「食料買い出し」に行った時、一人で暮らすか二人で暮らすか、迷った自分が過去のものになりつつあるのをなんとなく感じた、そんな出来事でした。
いずれにしろ、やっぱりオーシャンヴューの場所に住みたいな、と思うのです。
そして、まな板がわりになってしまったお皿でさっき買ったトマトとスライスして味見してみました。
まずいわけない
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