こんにちは、ロデニの娘です。今回は偉業の代名詞ノーベル賞について綴ってみたいと思います。
ノーベル賞とは、ダイナマイトの発明者として知られるアルフレッド・ノーベルの遺言に従って1901年から始まった世界的な賞である。物理学、化学、生理学、医学、文学、平和および経済学の「5分野+1分野」で顕著な功績を残した人物に贈られる。(ウィキペディアより引用)
新聞を読んでいると
筆者最近朝新聞を読むようになりました。読むようになって、なかなか読めないのに気付いたのです。漢字は推測できますが、読解に苦しんでいます。あかん、アホになりよーると思い、ちょっとずつ読むようにしています。そんな中、ノーベル化学賞について書かれてあったので少し必死こいて読んでみたのです。
米国スタンフォード大教授キャロリン・ベルトッツィ氏、コペンハーゲン大教授モーテン・メルダル氏、そして米スクリプス研究所教授、81歳のバリー・シャープレス氏。何がすごいかってシャープレス氏、受賞2回目です(2001年)。筆者からしてみれば、もう十分貢献したからゆっくり老後生活を楽しんでください、なのですが、こういう研究者肌の人は引退しないタイプですよね。きっと周りの皆さんも「楽しんでるんだからやらせてあげればいい」みたいなスタンスだろうと思います。おじいちゃんがんばれ!
彼らの功績が書いてありましたがよく理解できず、ふーんで終わってしまいました。
ギルティーからか?
基本科学や文学の方面の功績を称えるようですが、ポツッと平和がカテゴリとして設けられていて、それが案外一番有名どころではないかと思うのです。かのマザー・テレサも1979年に受賞されています。色々資料を読んでいくと、ダイナマイトで巨万の富を得たとはいえ、それが戦争に使われることはノーベル自身も分かっていたようです。しかしそれが抑制に働けば、という思いとは逆に戦争はエスカレートしてしまったことにかなり心を痛めていたように感じ取れました。
余談ですが、マザー・テレサはオスマン帝国で生まれています。イスラム教の支配下の中彼女の生まれたマケドニア地方には正教会を信仰する人が多かったそうです。
だからなのでしょうか?ノーベル平和賞というのが設けてあるのは。と思ったら、片想いの女性が平和主義者だったのでそれに影響されたのかもしれません。このベルタ・フォン・ズットナー氏、wikiを読んでいる限りなかなかの女傑で筆者的イメージはグレタ・トゥーンベリ氏(顔じゃなくて活動が)。ノーベルが彼女に惚れ込んでいたものの彼女他の人と極秘結婚してしまいました。そしてノーベル平和賞も受賞しています。すごい人です、はい。
富豪のノーベルが死去した時新聞の見出しは「死の商人、死す」だったそうです。ダイナマイトという可能な限りの短い時間で大量殺戮をする方法を発明しそれで富を築いた、というラベリングを当時ノーベルはどんな思いで受け止めていたのだろうと考えます。そんな人が思いを寄せる女性の影響で世界平和のために貢献した人を讃える賞を創設させたなんて、罪滅ぼしという言葉では収まりきれないなんとなく切ない恋心を感じました。
終わりに
以前にご紹介あげたモンドセレクションなんかより超真面目な大御所を取り上げてみました。いかがでしたか?モンドセレクションはモンドセレクションで可愛いんですけどね。
たまに受賞を辞退する人もいますが、筆者的には偉業や貢献が賞賛されるのは悪いことではないと思います。おまけに受賞者はノーベル賞に向かって努力しているわけではないと思うのです。報酬が欲しいから頑張る、ではないと考えます。筆者はそこまで悟ってないですから報酬が欲しいですが、そのうち楽しいからやる、に切り替えられたらなあ、と考えさせられた記事だったと思いました。