こんにちは、ロデニの娘です。昨日から2024年秋までに健康保険証廃止とマイナ保険証への切り替えの義務化の政府の発表が世間を騒がせています。それについて筆者一個人の意見を述べたいと思います。お付き合いください。
現状は
国民の56.1%がマイナンバーカードの申請をしています(総務省10月10日時点)。保険証として使うには専用の機器が読み取りに必要で、厚労省によるとマイナンバーカードを使用できる医療機関は全体の約30%だそうです。筆者も先の帰国で病院を何件か尋ねましたが、全ての場所で読み取り機器があったわけではありませんでした。来年の秋までに健康保険証が廃止、ということは医療機関も機器やそれに連結するソフトウェアを導入しないといけないということです。
すでに導入している医師のインタビューでは、「健康診断の結果や薬の情報も本人の同意があれば取り出すことができる」とメリットを語っています。健康保険証だけでは把握できない情報が取得できるので診察に生かせるそうです。患者さんがわざわざ健康診断の結果を持参したり、うろおぼえな情報では医療側も最善な診察が難しいのでしょう。
一方で、「読み取り機器は一台しかないので機器自体の調子が悪くなった時や通信の調子が悪くなった時のために別の方法での確認方法を用意しておかないといけない」懸念も述べていました。ごもっともです。しかし読み取り機器の不具合については手で入力もできるのではないかと思います(外国でそういうふうに打ち込んでいるのを見ました)。
実際の現場では
今日筆者がたまたま病院に行かないといけなかったのですが、その時、
と言われたので、ふむ、と、すでに保険証と紐付けされているマイナンバーカードを提示しました。受付の女性は少し面食らっていましたが受け付けれないとは言えません(でかい病院ですし、ニュースがあった昨日の今日ですから)。長い受付カウンターの端っこに設置されていた読み取り機器はなぜが見えなくしているように前に物が置いてあって、使っていないように見て取れました。現場がこれじゃダメじゃん、と苦笑してしまいました。まあ、問題なくことは済んだのですが。
読み取り機が読み取った後、暗証番号を入力しないといけません。思い出しておきましょう!
ニュースで取り上げられていた街角インタビュー
そのニュースでは河野デジタル大臣の記者会見の後に街角インタビューが続けられていました。彼らのご意見はというと、
男性らしい意見だな、と思います。大量のなんとかカード、なんとか会員証を整理整頓した財布を持ち歩けるのはやはり女性です。筆者も同意見です。
現状維持派です。問題がないのなら変えなくてもわざわざ変える必要を感じないという意見、理解できます。ことにマイナンバーカードの番号を知られてしまう恐れもなるなら余計にですね。
でも保険証番号は知られてもいいの?
反対派のご意見でした。けど、これを、筆者は、ただの紙を身分証明書として使っている平和ボケの表れとしてか受け取れませんでした。
顔と保険証の情報が一致せんと身分証明にならんやんけ!
docomoのDポイントカードですらバーコードがあるのに保険証にはバーコードもチップもない紙に住所氏名が一目瞭然、でも顔写真なしで身分証明になるってどういうことですか?変な話兄弟間で保険証貸し借りできますよ、ほんと。加えて毎年更新されるので紙代印刷代加工代郵送代が勿体無いです。
終わりに
河野デジタル相は会見で、持っていない人への対応に「来年の秋までに(申請の)努力を促したい」と曲げない様子でした。譲らないそうです。
反対派はご高齢の方が多いのではないでしょうか。けれど彼らが一番病院の利用が多いわけで、一波乱が来そうな予感がしました。
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