おはようございます、ロデニの娘です。今回は他人から評価を受けたばなな君の事を綴りたいと思います。お付き合いください。
働くトルコ人
筆者の定休日は大抵家のことをして終わってしまうのですが、その日の前の夜ばなな君が遊びに来い、というので行くことにしました。彼は今筆者の住んでいるど田舎の隣の街のとあるアパートホテルに住み込みで働いています。めちゃめちゃ綺麗で広くで筆者ももちろん滞在したゲストさん達も満足していらっしゃいます。少しにぎにぎ街から離れているので静かですし、全室キッチンもあるのでとても便利です。夏休み期間は毎日満室でとても忙しかったようなのですが、9月に入ってシーズンも終盤、夏の時と打って変わって静かな様子です。そこに一人住み込みで働いていたら、退屈だろうし、寂しいのはご理解いただけるのではないでしょうか?
筆者が知っているトルコ人だけかもしれませんが、彼らの思考はいつも刹那的で、今さえ良ければ良い、問題は後から考える(もしくはバックれる)のでそのフットワークの軽さに筆者的にはたまについていかれません。ある時は見習わなければとも感じるのですが、やはり無謀としか思えないのが常です。筆者も若かりし頃は少し無謀なところもありましたが歳を重ねるにつれ自分が守りに入っているのをばなな君といるとよく分かります。
色々あって、
やっとこさっとこばなな君の元に到着しました。バスから降りたところに迎えに来いと言ったのに待っておらず、筆者の体内火山は大噴火です。マグマドロドロと共に疲れてブスくれた顔でホテルのドアベルを鳴らします。
なめとんか、こいつ! バスのとこまで来てって言ったじゃん!!
ばなな君は筆者の優しさに甘えきっている野郎です
荷物を置いて近くのマーケットに買い出しに行ってやっと一呼吸おけた筆者に
お前のせいじゃ!お前がこうしたいゆうたけわしが一人で全部やったんやんけ!!
と、最近真面目に言語取得に注力している筆者は言えたと思うのですが、せっかく来て即退出もどうかなと考え、「色々あって疲れただけよ」と大人の対応をしてごくごくとビールを飲み干しました。
評価を受けた人
そうこうしているとばなな君の携帯にメッセージは入りました。今は一人で住み込みですがハイシーズン中は仲間もいてその人が主にインターネットでの予約などの管理をしています。その人は今は別の仕事をしながら遠隔でネット予約をばなな君に伝えているようでした。彼にフルアクセスあげたら楽なのになんでだろ?とも思いましたが色々あるのだろうと思いあえて聞きませんでしたが。
メッセージを見てフーッとばなな君の目に命の火が燃え始めたのを筆者は見受けました。どうやらインターネットでのホテルのレヴューに特にばなな君がよくしてくれたと書いてあったのです。それもそのゲストは偉い人らしい(裁判官みたいな人って言ってました)のでそのような人に仕事を認められて嬉しさはひとしおだったみたいです。
それはきっと本当だろうと思うのですが、強がっています。スクリーンショットされたレヴューをかれこれ30分は見ていたばなな君。よっぽどうれしかったようです。それを見て、ここに来るまで色々あったけど、来てよかったなと惚れた弱みが出てしまいました。
終わりに
公的に人からの良い評価というのをまともにもらったことが案外なかったのかも、とばなな君を見て思いました。内弁慶なので筆者にこんな風に感じよく接してくれるのはごくたまにかないのですが、どうやら外では筆者が思っている以上に頑張ってるようで筆者も嬉しかったです。これをバネにもっとお仕事を頑張ってもらいたいものです。そして筆者に3000万円のペントハウスを買ってください。
3000万円のペントハウスなら安いよ、新築だよ、オーシャンヴューだよ、エレベーター有りよ、でかいテラスもあるよ!?