今年も確定申告の季節がやってきました。
個人事業主にとって、確定申告は毎年の大きな負担のひとつ。でも、クラウド会計ソフトを導入すれば、面倒な帳簿管理や仕訳作業がぐっと楽になります。
個人的にこういう「楽したい」アイテムが大好きな筆者はクラウド会計のfreee(フリー)会計を2022年から使っています。
本記事では、人気のクラウド会計ソフト「freee会計」の特徴と、競合ソフト「弥生会計」との違いを分かりやすく解説します。
クラウド会計ソフトを導入するメリット
従来の手入力やExcel管理では、レシート整理や仕訳作業に多くの時間がかかります。しかし、クラウド会計ソフトを活用すると、次のようなメリットがあります。
- 自動仕訳機能:銀行口座やクレジットカードと連携し、取引を自動で帳簿に反映。
- 確定申告が簡単に:必要なデータを自動集計し、青色申告の書類作成もスムーズに。
- オンライン管理が可能:PCやスマホでどこからでもアクセスできる。
- 経営状況をリアルタイムで把握:収支レポートやグラフ表示で、経営の見える化が可能。
そもそもExcelが使いこなせない、Excelを使うまでの事業でないのでアプリでホイホイっとできるのが筆者の理想なので導入に踏み切りました。
freee会計の特徴とメリット
「freee会計」は、初心者でも直感的に使えるデザインと豊富な自動化機能が魅力のクラウド会計ソフトです。クラウド会計ソフトといえば弥生さんが有名ですが、筆者はそこまで大掛かりな事業内容ではないので必要ないな、と思いfreeeに。ブログ運営やせどりなどの副業を始めた人にはおすすめかと思います。
1. 初心者にやさしい設計
会計知識がなくても、質問に答えるだけで仕訳ができる「自動仕訳アシスト機能」が搭載されています。
というか、仕分けするほどアイテムがない、と言うのが正直なところ。
初めは質問の意味(会計用語)がわからなかったので検索して理解を深めましたが、経費の種類なんて限られていますしね。これは経費になるのか?みたいな質問はできないのでそれは書籍などで調べました。
会計士雇うほどでもない規模の事業主さんはこういう書籍を持っているといいかなと思います。情報は年々変わるので最新のものを参考にした方がいいです。
2. 確定申告をスムーズに
青色申告・白色申告どちらにも対応し、確定申告書類を自動作成。電子申告にも対応しており、提出までオンラインで完結できます。
日本で初めて確定申告をする時、何もよくわかっていなくてYouTubeで申告書類の記入法などを見て学習したのですが、
むずい
とにかく用語がわからない
なので、freeeを導入したんです。2022年度の筆者の収入と支出をアプリ購入後に一生懸命入力してそこから確定申告を電子で申告しました。
その時に「青色申告・白色申告」と言うのを知って、控除が全然違うのでちくしょーと叫びました。知らなかったので仕方なかったのですが、2023年からは青色申告で申告しています。freeeから青色申告の申請ができるのでそこでささっと出来たのでよかったな、と思います。
起業したけど青色申告申請してない、という人は控除が全然違うのでやった方がいいです。出だしからしくじった、と諦めずに翌年度からでも仕切り直せるので申請しましょう。これもfreeeからできますよ。
確定申告の流れはとてもシンプルで情報を入力した後質問に答えていけばOK!
もちろん控除のための年金や保険の納付の情報などを用意しておきましょう。面倒なのはここくらいです。情報さえあれば入力すると計算は全部freeeがやってくれるので楽です。
スマホとマイナンバーカードがあればさささっとすむ確定申告、アメリカにいるときはこんなじゃなかった…。
初めてやった2022年度の時は、マイナンバーと国税庁を連携やらマイナンバーカードの暗証番号を忘れたりやらてんやわんやでしたが、何事も初期設定が辛いのはみなさんお分かりだと思います。それを乗り越えれば本当に楽になります。
昨年、税務署に行くことがあって、整理券をもらうのに税務署が開く2時間前から人々が並んでいた、というのを聞いて「みんなどうしてfreee使わんの?」とマジで思いました。まあ、みなさんそれぞれ理由があるんでしょうね。
3. 銀行やクレジットカードと連携
銀行口座・クレジットカード・電子マネーと連携して取引を自動記録。手入力の手間が省け、ミスも減らせます。
筆者はそこまで横着ではないので連携させていません。経費や収入が頻繁に起こる事業主さんは連携していると楽でしょうね。
4. スマホアプリで手軽に管理
レシートをスマホで撮影すると、自動でデータ化して帳簿に反映。外出先でも会計処理が可能です。
もちろんPCで管理することはできます。が、筆者は全部スマホで完結しています。
昔はレシートの撮影が変な感じだったけれど、最近は改善されました。解析するのに時間がかかると思うのはせっかちな性格だからかもしれません。
freee会計 vs 弥生会計:どちらがいい?
クラウド会計ソフトの代表格である「freee会計」と「弥生会計」の違いを比較してみましょう。
項目 | freee会計 | 弥生会計オンライン |
---|---|---|
操作のしやすさ | ◎ 直感的なUI | ○ やや複雑 |
自動仕訳機能 | ◎ 高度な自動化 | ○ 一部自動化 |
確定申告対応 | ◎ 完全対応 | ◎ 完全対応 |
価格(月額) | 1,780円~ | – |
価格(年額) | 11,760円~ | 27,800円~ |
サポート体制 | △ チャット中心 | ◎ 電話サポートあり |
事業の規模や業種によって最適なものを選んでみてください。消費税が絡む人はfreeeのおすすめプランでないと消費税の対応ができません。とはいえ、価格はリーズナブルですし、何よりごちゃごちゃしてなくてわかりやすいのがいいです。
freeeは無料お試し期間があるので筆者はそれを利用しました。
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どちらを選ぶべき?
✅ freee会計が向いている人
- 初めて会計ソフトを使う人
- なるべく手間をかけずに自動化したい人
- スマホで手軽に会計管理をしたい人
✅ 弥生会計が向いている人
- ある程度会計の知識があり、細かく設定したい人
- 低コストで導入したい人
- 電話サポートを重視する人
終わりに
「freee会計」は、初心者でも簡単に使える設計で、確定申告がスムーズにできるのが最大の魅力。一方、「弥生会計」は電話サポートが充実しており、細かい設定が可能な点が強みです。
筆者を含め、小規模な個人事業主さんにはfreeeが楽、かなという印象です。もちろんゆくゆく弥生が必要になる程成長したいですけどね!
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