MacBookのアップデートをしました。
Venturaは、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語で「幸運」という意味です。
たまに起こっていた自動シャットダウン
2019年の年末に一大決心して購入したMacBookですが、勝手に「トルコで買ったから」という意味のない理由づけで色々なことを無視し続けていました。
その中の一つは「自動シャットダウンをしました」というお知らせです。
ふーん、そうなんだ。
と流していましたが、何回も起こって、起こる度に「問題をAppleに送りますか?」とポップアップが出るのでOKをクリック。到底自分で問題解決できると思えなかったのでこの行動が適切です。インターネットで繋がっている限りデバイスはモニターされているので気味悪い分問題が起きた時遠隔でできるので安心です。
この間、外出から戻ってコンピュータを開くとまた「自動シャットダウンをしました」というお知らせが来ていました。そしてその後の「問題をAppleに送りますか?」のポップアップが肥大している気がしたのでやばい、Apple助けてくれ、と速攻OKをクリックします。
言い訳はあります
長い間システムをアップデートしてなかった理由は筆者なりにあります。トルコにいた時何度がトライしましたが何故か上手いこと行かなかったのです。WifiがDSL回線とつながっていたのでそれかも知れません。腹が立つほど遅かったり、フリーズしたりと良い環境とは言えませんでした。光回線が懐かしい。
まあ、ぶっ壊れるわけじゃないし、と軽く受け取っていたのですが、ワードプレスで不具合がちらほら出てきていたのです。ぎゃーっと叫ぶほどではないレベルでしたので、まあ、いいかとスルーしておきました。
加えて在米期間よく、
アップデートは速攻するもんじゃない、少し待った方がいい
「どうして?」という疑問に対する回答から現実を聞かされてしまいます。ソフトウェアの新商品やアップデートは日付が決められているので完全でない状態でもとにかく出す、というのが普通だそうです。とりあえず出して、後日手直ししてからまたアップデート、なのだそうです。
「締切は必ず守る、8割出来でも」ルールがいいのか悪いのかわかりません。けれどマーケットで生き残るためには取り入れなければいけないのかも知れません。こういう大人の事情を知っておけばユーザーとしてもそこまで腹の立つことでもないでしょう。
ユーザーを甘やかすApple
そんなゆるゆるの筆者の元に新たなお知らせが届きました。
「オペレーティング・システムのアップデートをしますか?」
物言いは柔らかいですがさりげない圧を感じたのでOKをクリック。このお知らせが来るということはしろ、ということです。その後の同意規約の長さに「しまった、地雷踏んだかもしれん」と後悔の念が湧き上がりました。しかしここまできて引き下がることもできず、さらにOKをクリックしてあとは祈るだけ、じっとモニターを見つめました。
MontereyからVenturaへの移行は小一時間で済み、デフォルトのカリフォルニア・ポピーのウォールペーパーという新たな装いで筆者をウェルカムしてくれました。
オレンジ可愛い💓
在米期間は雑草扱いだったカリフォルニア・ポピーを愛でれるようになって小躍りする筆者にVenturaはすいすいと窓を開けて風を通すように情報をプロセスしてくれます、素晴らしい!
勝手に筆者のiPhoneと話し始めるMacBook, 落ち着くんだ。そこまでSciFiされるとついていかれない。こういうの好きだけどゆっくりして。
終わりに
2022年の10月24日にリリースされたVentura。盛りだくさんの機能を使いこなせるのはいつだろうと思うのですが、使いこなせる前に次のオペレーティング・システムが出来上がるのだろうとも思うのです。
こんなにゆるゆるなユーザーにも優しく対応してくれるApple製品を見るたびにCupertinoのInfinite LoopとPalo AltoのUniversity Avenueを思い出すのでした。