ヴィーガンなどの流れで大豆ミートをはじめとする豆の加工食品がJapanでも広がっています。
動物由来の食品を一切口にしないこと、またはその思想をもとに食品を選ぶ人のこと。
卵はもちろん、乳製品やはちみつも動物由来食品なので彼らは避けています。
そんな中黄えんどう100%で作られたZENB(ゼンブ)ヌードルと出会い、試してみました。
なぜ豆(黄えんどう豆)なのか?
黄えんどう豆、大豆を含む豆類には多くのタンパク質や食物繊維が含まれています。そして糖分も低いことも嬉しいポイントの一つです。
ZENBヌードルは一食あたり、パスタやうどんと比べてタンパク質の量が3.6倍、糖分を30%カットできるそう。
ダイエットをしている人や糖分が気になる人には試してみたい商品だと思います。
食物繊維も一食で半日分の摂取が可能と謳っています。腸活にも一役買ってくれそうですね。
他にもグルテンフリーだったり、無添加、ヴィーガンOKなどたくさんのメリットのあるZENBヌードルですが、果たしてそのお味はいかがなものなのでしょうか?
とにかくアレンジの幅が広く、パスタソースを使ったり、ラーメン風に仕上げたりと、ZENBレシピは500を突破。
ZENBレシピで検索してみると和洋折衷なんでもありのように見えます。
しかし問題の麺自体はどのようなものなのでしょうか?実際に購入、調理、試食で検証してみました。
やはりAmazon
ラッキーだったのか、Amazonでポチって24時間以内にZENBヌードルは届きました。速い。それもそのはずおとなりの岡山県の配送センターからやってきたようです。
パッケージを開くとZENBヌードルWORLDのドアが開きました。
パスタを取り出すと顔を覗かせるミッションや内側のデザインがナイスです。
中には多数の中から選ばれしレシピが同封されていて本当に和洋折衷、温あり冷ありなんでもありのようです。
乾麺はひと束80グラム、ロングパスタの一人前は乾麺で100グラムが目安なのでもうここから意識が高いです。
見た目はほぼ普通のパスタ。ドゥラムセモリナのパスタと比べると色が濃いのは黄えんどう豆だからでしょう。
今回準備したのは無印良品さんの「紅ずわい蟹のトマトクリーム」です。あえて豆は入れたくないものを用意してみました。でもグリーンピースはありかも。
湯が沸いたのでZENBヌードルを投入します。(※写真ではパスタは半分に折っています。)
説明書にはしっかり沸騰し切ったお湯から湯がき始めること、そして茹で時間が短いとボソボソになってしまうので最低7分は湯がくべしとのこと。
注意が必要です。
ああこれか、みんなが言っている「豆臭い」は。
麺を投入するとふわぁっとえんどう豆をゆがいた時に出る匂いが立ち込めました。
おどろくことはありません、黄えんどう豆100%ですから当然です。
茹で時間は硬めで7分、普通で7分30秒、柔らかめで8分となっています。筆者は7分35秒にしてみました。
茹で時間の終盤で洗ったパスタソースのパウチも投入し温めます。この頃には豆の匂いはどっかに行っていました。(換気扇に吸い込まれたと思われます)
茹で上がった後ざるに取り麺をさっと洗います。こうすると粉っぽさがなくなると説明書に書いてありました。
冷製でいただくならやるのは普通ですが温製もお湯でやると良いようです(ので茹で時間を調節してください)
しっかり水を切って、お皿にとってパスタソースをからめてさて試食です。
美味い。
豆っぽさは全く感じられず、パスタソースの邪魔をしていません。
筆者は乾麺パスタはDe Ceccoが好きなのですがそれと比べるといわゆるJapan人大好き「もっちりシコシコ」な食感が楽しめます。
洗ったせいか表面に粉っぽさもないですし、とても美味しく味わえました。
人それぞれだろうと思うのですが、筆者には80グラムは満足のいく量で、ふた束だったらちょっと多いかも、といった感じです。
男性ならふた束はいけるんじゃないんですか?あと、腹持ちの良さ悪さも人それぞれでしょう。
筆者は次の食事まで餓死することもなく、おやつが欲しくなることもなく、小腹も空くこともなく、全然いけました。
パスタソースは一袋あたり198kcal、今回は半分しか使わなかったので99kcalプラスZENBヌードル244kcal、合計343kcal。
パスタではありえない数字が弾き出されました。
例えば通常のナポリタンだと590kcal、ヘルシーレシピでも400kcalです。紅ずわい蟹のトマトクリームソースを350kcal以下かつ栄養価の高さには恐れ入りました。
みんな大好き麺類をここまでダイエットフレンドリーにしたミツカンさん、天晴れです。
筆者は電子レンジでの調理があまり好きではないのですが、電子レンジでも簡単に調理できるみたいなので洗い物をしたくない人にやさしいですね。
難点は、普通のパスタと比べて割高なのがデメリットでしょう。
終わりに
麺好きには嬉しい出会いでした。
ことに高タンパク高食物繊維というところが魅力的に感じます。
美味しくカロリーもコントロールできますし、これから暑い衣を脱いでいくのですからZENBヌードルをダイエットのおともにしてみるのも一考です。