とある夜姉からLINE。
こんな誘いにNoと言えない、言えるだろうか、いや言えるわけがないですか。Double negativeで考えから快くお誘いを受けます。「行く」と送信。
カープファンの社会的地位の確立
広島人ってこんなにカープ好きだったんだ、と感じる時はちらりほらりと伺えていたものの実際自分がその一部に参入するとなんだか分からないワクワク感がじわーっと生まれてきました。
家から最寄りの駅にはこれから観戦に向かうファンが電車を待っています。もう彼らは準備万端です。ジャージーを着ているのは当たり前、タオル、帽子、ヘッドピース、おもしろ応援メガネ、ありとあらゆるところにカープグッズをまといJRに乗ってます。彼らにとって球場で着替えるなんてあり得ません。もう試合は始まっているのです。
いや、多分前日から始まってる気がします。次の日カープがあるから残業しておくとか、今晩カープナイターだから早上がりとか、公式の理由になっているそうです。すごいな。
球場への道
Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島(通称マツダスタジアム)へのアクセスは、広島駅から徒歩11分。そこからどっち?と迷うことはありません。赤いの着てる人について行けば大丈夫です。
噂の赤いローソンに入るとまずあるのはもちろん公式グッズの列。装飾に心もとないファンのための優しい心遣い、痺れます。レジのスタッフもお客様も慣れたものです、効率よく支払いがマシーンのように行われていました。ここで皆さんいろんなお買い物をしますがマジのファンはこんなところで足止めはしません。ここはミーハーな観光客かうっかりもののためのlast resort(最後の手段)なのです。
いざ出陣
球場に着くとまずサーモスキャナーが設置されていたテントを通り抜け、サイドに設けられているテントで道中調達した缶・ビン・ペットボトルの飲み物を提供されている紙コップに移します。
着席
目の前にはフィールドが広がります。外野席2階にはでっかい旗を振る応援団、そしてほぼ満席です。すごい、熱のこもった愛を感じる。素晴らしいエネルギーです。
姉よ、どうやってこんないい席のチケットを手に入れた?ビジター応援席とはいえ周りはカープファン。近いし、嬉しい日陰。デーゲームはここで見ないと。
肝心のビジター応援の人はというと、外野2階席の小さなセクションにいらっしゃいます。やっぱビジターだし、ここまで応援には来ないのかな、と姉に言うと、
他チームから非難轟々だったらしいけど、球団としてもなぜ空席を残そうか、ビジネスです。
試合中の様子
試合は淡々と進みます。カープは残念ながら内野ゴロに抑えられていました。楽しいけどなんか刺激が欲しい、と筆者は食べ物コーナーに向かいます。
ここに来たら絶対抑えたいのがカープうどん。なんてことはないうどん。でも食べなきゃ。
食券を買っていると背後でどよめき、どうやらホームランが!それもカープ!
うどん買ってて見逃した…
終わりに
結局あのホームランが決定打となりそのまま試合終了。勝った勝った。
筆者が特筆したいことが一つあります。それは応援団の太鼓の人。彼が試合の流れを仕切っていると言っても過言ではありません。それぞれの選手に合わせてなのか、試合の様子からなのか分からないけどドンピシャなリズムで太鼓を打って雰囲気をクリエイトします。バッターとバッターの間の間は彼によって計算されているかのよう。無駄なく試合を進めているのは彼です。そしてそれについて行く観客もすごい。ドップラー効果もあるのにちゃんとついてきてる。おまけにこむづかしいシンコペーションもちゃんとできてる!(走ってる人もいたけどね)
この優れたシャドーイングの力を英会話にも役立てて欲しい。
試合後の選手インタビュー、勝ち星をあげたアンダーソン投手の英語がまだちゃんとわかって安心したです。