英検合格しました。ありがとうございます。
頑張ったちゃんのケース
筆者が頑張ったちゃんと出会った時の第一印象
勿体無い、惜しい、いいもの持ってるのに。
発音もなかなかよろしいし、ボキャブラリーも受験する級に見合ったものでしたが、例の自分の意見を言うところがあまりにもどっかから引っ張ってきた「裏技」みたいなものをそのまま使っていたので、正直合格むずいかもと思ってしまいました。
こういうパターンがもっとも勿体無い、そして受験者にとっても「自分英語できるのになんで?」と陥ってしまう、なんとも残念なやつです。
色々なところで紹介されている「裏技」は、うまいごとはまればOKなのですが、問題によっては辻褄の合わない答えを招いてしまいます。
ライティングやスピーキングでどうでもアイディアが浮かばない時、質問を「お金」「時間」「健康」「環境」「利便性」に結びつけて(こじつけて)答えを考えると英検は喜びます。meaning, 合格しやすいです。
例えば「図書館で勉強することはいいことか?」という質問に対して「たくさん本があって健康的である」と答えると、どゆこと?百歩譲って組んであげたいけどあまりにストレッチすぎる、となるのです。
頑張ったちゃんは上記のエレメントからのものを一つだけを使ってさまざまな質問に答えようとしていたのです。長いセンテンスで答えていたのですが、やはり的外れ感は否めなく、しまいには「質問の意味をちゃんと理解できているのか?」とまで疑問に思ってしまいました。
現場で行ったこと
かわいそうだったのですが、心を鬼にしてリアリティチェックをしました。
Youはすごくいいものを持っている。けどこれこれだと質問とあんまり関係ないよね。
ここんところはちゃんと理解できるように日本語で説明しました。最近のJapan人は打たれ弱いと聞いていたので(もちろん誰も耳が痛くなるような注意点は聞きたくないです)どうアプローチしようかと迷ってしまいました。
けれど変化球を投げて伝わらないより直球で勝負することにしました。説明はわかりやすい方がいいのです。今コレコレこうだけど答えになっていないからこうすればいい、とヒントを後に続かせました。
頭の回転の良い頑張ったちゃん
ポイントを掴んだ頑張ったちゃんはじわじわと良くなっていきました。リスニングがあまり得意でないのでちゃんと質問を理解したかチェック、解答のアイディアが浮かばなかったらじっくりと時間をかけて日本語でブレインストーミングしてそれから英語で解答させていきます。こうでもしないとまたテンプレ使って的外れな答えをしてしまいかねないからです。
頑張ったちゃんに与えられた時間は2週間。ロデニの娘がビシビシときつい質問を投げかけ、一生懸命答えていっていました。
何度もやっていくうちに解答にまとまりがつき、頑張ったちゃんも自信を持って答え始めました。そう、これよ、よくやった!
終わりに
二次試験直前の最終チェックが終了して、「落ち着けば大丈夫」という筆者の予言はまた見事に当たり、頑張ったちゃんは見事合格しました。
「先生のおかげです」とよく言われるのですが、いえいえ、筆者は何もしていません、お手伝いをしただけです。初めにハリセンチョップ並みのきついフィードバックを受け取り、時間の限り練習し、苦しんだ後に面接までに仕上げたのはYou、君だよ。
ハリセンチョップの後へそを曲げて練習をしなかった、という選択もあったと思うのです。けれど頑張ったちゃんはガッツで乗り切ったのでした。
何が頑張ったちゃんを駆り立てて練習し、合格へのゴールに導いたかは頑張ったちゃんしかわかりませんが、「合格したい」という強い思いがあったのは間違いないと思います。
何かを習得する時色々な要素がキーとなります。その一つが動機(モチベーション)と言われています。
なんか最近英語したくねーなーと思っているそこのあなた、振り返って動機を考えてみましょう。初めの動機から変わっていても構いません。今、なぜ英語を勉強したいのか?そしてモチベーションが上がったら行動です。
頑張ってください、応援しています。